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<たばこ>半数が非喫煙者前で「ためらう」 ファイザー調査

毎日新聞 9月22日(木)10時0分配信

 一服したいが場所探しがつらい--。製薬会社のファイザーが喫煙者を対象に実施した意識調査で、半数近くが喫煙所探しを負担に感じている現状が浮かんだ。また過半数が子どもや非喫煙者の前では「喫煙をためらう」と回答。公共空間での禁煙・分煙が徐々に進む中、喫煙者は吸いたい気持ちと肩身の狭さとの板挟みになっているようだ。

 調査は8月中旬にインターネット上で実施、全都道府県の各100人(男女同数)が回答した。

 喫煙をためらう場面を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「非喫煙者の前」で54.7%。続いて「子どもの前」50.4%▽「路上」37.9%▽「職場」28%だった。「身のまわりで吸いづらい雰囲気を感じるか」という問いには23.4%が「強く感じる」、50.9%が「少し感じる」と答えた。

 「喫煙者としてつらいと感じる時」(複数回答)のトップ3は、(1)喫煙所を探す時(44%)(2)狭い喫煙所で吸う時(30.8%)(3)喫煙後ににおいを指摘される時(27.6%)だった。

 他人の喫煙で許せない行為を複数回答で尋ねると、最も多いのは「吸い殻のポイ捨て」で75.8%。次いで「歩きたばこ」(64.4%)が多く、他人の喫煙マナー違反には敏感なようだ。また、半数近くが喫煙所以外での喫煙、人通りの多い場所や子どもの前での喫煙をあげた。

 非喫煙者の間で評判が悪い「飲食店内での喫煙」についても、14.7%が「許せない」と感じていた。

 厚生労働省の調査では、喫煙率は19.6%(2014年度)で、減少傾向が下げ止まっている。国立がん研究センターの研究チームは8月末、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」による肺がんのリスクが統計学的に裏付けられたと発表、飲食店など公共空間を全面禁煙にする必要性を訴えている。

 調査結果について、日本禁煙学会理事長の作田学医師は「周囲に対する一定の配慮は認められるが、子どもの前で吸うことをためらう割合が、『非喫煙者の前』より低い。子どもの受動喫煙のリスクについて意識を高く持ってもらう必要がある」とコメントしている。【元村有希子/デジタル報道センター】

最終更新:9月22日(木)10時0分

毎日新聞

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