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豪栄道 同級生大関対決制し11連勝!86年ぶり大阪出身力士V見えた

デイリースポーツ 9/22(木) 6:04配信

 「大相撲秋場所・11日目」(21日、両国国技館)

 同級生大関対決は豪栄道が稀勢の里を渡し込みで倒し、自身最多の無傷11連勝で単独トップを守った。1敗で追っていた横綱日馬富士、平幕遠藤がともに敗れたため2差が付き、初優勝へ大きく前進した。綱とりの稀勢の里は3敗となり、今場所の初優勝&横綱昇進が絶望的となった。

 最後は無我夢中だ。豪栄道が稀勢の里の右足をつかみ、体ごともたれ込んだ。意地と意地のぶつかる大一番に館内は悲鳴と歓声が交錯。勝者には万雷の拍手が送られた。

 執念の逆襲星だった。立ち合い、稀勢の里の突き押しで後退。土俵際で前のめりになったが耐えて回り込む。なおも突きを食らいながら一瞬の隙を逃さない。右差しから素早くもろ差しに成功して逆襲に転じると、あとは一気に押し切った。

 「必死でした。よく動けていた。最後に右を差したのが良かった。我慢ができた」。自身最多の11連勝を納得顔で振り返った。

 ともに30歳の同い年。しかし、稀勢の里は常に自分の前を走っていた。「高校時代、同級生にもう関取がいるのはすごい」と衝撃を受けた。埼玉栄高を経て入門した時、中卒たたき上げで入門していた稀勢の里は幕内力士だった。「同級生に負けたくない。追い付きたい」と、出世の原動力になった。

 大関として地位は並んだが、綱とりに挑む稀勢の里に対し、今場所の自身はかど番。「注目される気持ちを持たないと」と、“主役”の座を奪った。

 支度部屋のテレビで日馬富士が2敗に後退したことを見届けた。「あまり考えず一番に集中するだけ。いい集中ができている」と、いつも通りの言葉で、平然。ライバルより先につかむ初優勝そして1930年山錦(出羽海)以来、86年ぶり大阪出身力士の賜杯がくっきり視界に入った。

最終更新:9/22(木) 7:58

デイリースポーツ