ここから本文です

<東海大甲府>野球部員連係プレーで逮捕協力 県警が感謝状

毎日新聞 9月22日(木)12時1分配信

 窃盗事件の容疑者逮捕に協力したとして、山梨県警甲府署は21日、東海大甲府高3年生の野球部員5人に感謝状を贈った。奥脇勝美署長は「積極果敢に立ち向かってくれた。(日ごろの練習での)心身の鍛練が実を結んだのでは」と謝意を伝えた。

 感謝状を贈られたのは、高橋恒喜さん(17)▽脇崎壮真さん(17)▽小山隼人さん(18)▽谷口極さん(17)▽室谷究さん(18)。事件は11日午前0時20分ごろ発生。甲府市宝2の路上で容疑者の男が、酒に酔って寝ていた50代男性のポケットから財布を抜き取り、5000円を奪った、とされる。

 5人は現場から約16メートル離れた学生寮の階段の踊り場で、容疑者が財布から現金を抜き取る様子を目撃した。自転車で逃げた容疑者を見失わないように脇崎さんが先に走って追跡し、高橋さんはその後を自転車で追う「連係プレー」。現場から川沿いに約400メートル離れた場所で自転車を置いて逃げようとする容疑者を取り押さえ、脇崎さんが警察に通報した。

 小山さん、谷口さん、室谷さんの3人は被害者の男性に「大丈夫ですか」と声をかけて介抱。現金を盗まれた事実を説明し、肩を支えながら容疑者を捕まえた場所まで連れて行ったという。

 脇崎さんは「体が勝手に動いた。野球で磨いた判断力が生かされたのでは」、高橋さんは「絶対に自分たちが捕まえると夢中だった」と振り返る。室谷さんは「高校で学んだ『困っている人がいたら助ける』ということを、今後も生かしたい」と話した。【松本光樹】

最終更新:9月22日(木)13時43分

毎日新聞