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地下水一時地表超え 井戸からはあふれず 第一原発

福島民報 9月22日(木)10時7分配信

 東京電力は21日、台風16号の降雨の影響で福島第一原発の港湾付近の地下水位が上昇し、一時地表の高さ(海抜3メートル91センチ)を超えたと発表した。港湾付近の井戸は地表面から60センチ程高いため、放射性物質を含む地下水が井戸からあふれることはなかったとしている。
 東電によると、20日午後11時半ごろ、観測用井戸の地下水位が地表面より3センチ高いことを確認。21日午前7時ごろにはさらに2センチ程上昇した。東電は汚染された地下水が港湾内に流出した可能性は低いとしている。
 東電は21日も井戸や仮設ポンプに加えてバキュームカーを再稼働し、地下水をくみ上げた。水位は一時地表面以下で安定したが、同日午後11時ごろ、再び地表と同じ高さに達したことを確認した。地下水位上昇後の港湾内の海水のベータ線を含む放射性物質濃度の最高値は1リットル当たり27ベクレルで水位上昇以前の値から大きな変動がなかった。

福島民報社

最終更新:9月22日(木)10時18分

福島民報