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ゴールドアクター一瞬で1馬身半差/オールカマー

日刊スポーツ 9月22日(木)9時36分配信

<オールカマー:追い切り>

 中山メイン、オールカマー(G2、芝2200メートル、25日=1着馬に天皇賞・秋優先出走権)の追い切りが21日、行われた。昨年の有馬記念馬ゴールドアクター(牡5、中川)、今年の宝塚記念を制したマリアライト(牝5、久保田)は、ともに美浦ウッドでさすがの動きを披露。秋初戦からグランプリホースの意地と意地がぶつかり合う。

 休み明けも心配無用。ゴールドアクターは、まったくぶれのないフォームで不良のウッドを駆け抜けた。

 3馬身先行したトーセンアーネスト(古馬500万)を目標に進み、4角で真後ろにつけた。直線、パートナーの外に出すのがGOサイン。その瞬間、馬が自然と加速した。手綱を押さえる鞍上のこぶしはぴくりとも動かない。それでも一瞬で抜き去り、1馬身半差をつけた。吉田隼騎手は「水分を含んだ重い馬場でも、早い時間に追い切ったので馬場のいいところを選んで通れました。いい動きでした」と好感触。時計は6ハロン83秒5-13秒1と目立たないが、それ以上のすごみを感じさせた。

 秋初戦の課題はイレ込みをどう押さえられるか。快進撃が止まった春の天皇賞は、外枠から好位を取りにいったこともあるが、レース前からテンションが高く、引っ掛かった。中川師は「ゴールデンウイークを考慮して早めに輸送(木曜夜出発)したのも響いたかも。レースを待ち切れなかった。ピークも過ぎていたかも」と振り返る。

 再び頂点を目指すため、この中間は鼻革を違うタイプにしてみたり、馬場入り前までパシュファイヤーを着けてみたりと工夫を凝らして、最善の策を探している。「レースが始まるまでがポイント」(吉田隼)。課題があるのは、逆に言えばもっと強くなる伸びしろがあるということだ。

 この秋の目標は父スクリーンヒーローが制したジャパンCであり、連覇が懸かる有馬記念。だが、始動戦とはいえライバルに譲る気はない。ここを新たな連勝ロードの第1歩にする。【高木一成】

最終更新:9月22日(木)9時36分

日刊スポーツ

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