ここから本文です

阪神・藤浪、秋季C参加決定!キャッチボールみっちり基礎工事や

サンケイスポーツ 9月22日(木)7時0分配信

 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が21日、22日の広島戦(マツダ)に向けて甲子園の室内で調整を行った。今シーズン入団4年目で自己ワーストの成績だった右腕は秋季高知安芸キャンプへの参加が決定。金村暁投手コーチ(40)は21日、キャッチボールが中心の基本メニューから取り組ませる考えを明かした。

 基本からやり直す。藤浪復活プランの一端が明らかになった。10月29日から始まる高知県安芸市での秋季キャンプへの藤浪の招集を認めた金村投手コーチが、キャッチボールからやり直させる考えを明らかにした。

 「(キャンプには)参加してもらいます。僕はあまり投げさせたくはない。それよりもキャッチボールを大切にしてほしい。雑になっている」

 プロ4年目の今シーズン24試合で6勝11敗、防御率3・51。ルーキーイヤーの2013年から続けていた2桁白星は3年でストップした。

 出直しの秋季キャンプでは、基本中の基本とも言えるキャッチボールから取り組んでいくという。金村コーチは「ブルペンでは捕手を(通常の距離より)前に立たせてやるとかね」と説明した。これは高卒選手が入団したときに制球を磨くために行う初歩的な練習だ。お互い向かい合って捕球と送球をくり返す単純な練習からメスを入れる。

 苦境を予言していたのかもしれない。伝説のOB江夏豊氏(68)=野球評論家=は2015年の春季キャンプで臨時コーチを務めた際に遠投を行っていた藤浪に「キャッチボールを大切にしなさい。もっと全身を使って投げなさい」とアドバイスを送っていた。正しいフォームで、正しいボールの握りで、正しい腕の振りで投げる。基本からやり直して、来季5年目の飛躍につなげていくしかない。

 藤浪は先発する22日の広島戦に向けて、キャッチボールやショートダッシュなどで汗を流した。今季最終登板になる可能性もある。前回14日の広島戦(甲子園)は勝敗は付かなかったが、6回2/3を3失点。今季6試合で0勝4敗、防御率3・54で2週連続で対戦するコイ打線について「来季とかカープがどうこうとかではなく、しっかり投げたい。いいピッチングができるに越したことはないですが、結果、内容ともに充実した試合にしたいと思います」と意気込んだ。

 一塁へのけん制や、投内連係など、投げること以外でも課題は多い。ゴロ処理の一塁送球は下から投げることが多く、送球ミスも多かった。今季の足踏みの理由となったすべての問題点をクリアするために、投げ込みでもなく、走り込みでもなく、基礎工事からやり直す。

 金村コーチは「キャッチボールをしっかりできないと、ブルペンで投げることはできないと思うから」と話した。Bクラスが確定した金本阪神が来季巻き返すには、藤浪の復活が大前提になる。マイナーチェンジでなく、投球の基本に戻って再出発する。実りの秋にできなければ、虎の未来は見えてこない。

最終更新:9月22日(木)7時0分

サンケイスポーツ

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9月30日(金)