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A東京・松井、勝負ネイルでBリーグ開幕戦出陣

日刊スポーツ 9月22日(木)10時12分配信

 A東京の3点シューター松井啓十郎(30)が、ネイルサロンで爪のお手入れをして出陣する。男子バスケットボールの新しいプロリーグ「Bリーグ」が今日22日、東京・国立代々木競技場でのA東京-琉球戦で開幕する。昨季NBLの3点シュート王松井は、右手の3本の指の爪をネイルジェルで固めた。研ぎ澄まされた感覚から、3点シュートを連発し、チームを勝利に導く。

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 松井は、試合会場の国立代々木競技場での前日練習で、決戦に備え汗を流した。その右手の親指、人さし指、中指の爪は薄いピンク色のネイルジェルで固められていた。3点シュートを打つ際、この3本の指の爪を引っかけるように、手からボールを押し出す。特に、中指は指先から3ミリほど伸ばしており、試合中に爪が割れれば感覚が狂う。繊細な武器も入念にチェックした。

 記念すべきBリーグ最初の試合。松井は「開幕戦は、3点シュートを売りにしている自分を売り出すチャンス。しっかり手入れして、試合で3点シュートを決めたい」と決意表明した。ネイルサロンといえば女性のおしゃれが普通だが、松井はプロ野球の投手やギタリストに交じって、約2週間ごとに1回5000~6000円かかるネイルサロンに通っている。

 10歳のとき、ナイキ社のイベントに呼ばれ、NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンと1対1で対戦したのが松井の原点。米国に憧れ、中学校を中退し英語を勉強して、インターナショナルスクールに転校。高校、大学と米国に通ってスキルを磨き、日本代表にも選ばれた。

 「バスケットが新しい歴史を迎える。面白い、すごいなと思われるプレーをボクらがどれだけ見せられるか」。松井は、開幕が待ち切れない様子だった。【桝田朗】

 ◆松井啓十郎(まつい・けいじゅうろう)1985年(昭60)10月16日生まれ、東京都杉並区出身。モントロス・クリスチャン高からコロンビア大を経て09年、レラカムイ北海道に入団。11年からA東京。日本代表としてリオ五輪世界最終予選出場。188センチ、85キロ。

最終更新:9月22日(木)11時13分

日刊スポーツ