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【巨人】マイコラス今季初完投!でも…9回2死から乱れ完封逃す

スポーツ報知 9月22日(木)6時7分配信

◆巨人5―2中日(21日・東京ドーム)

 巨人が助っ人コンビの活躍によって連敗を2でストップ。2位確定へ一歩近づいた。先発したマイコラスが6安打2失点で今季初完投。112球とテンポの良い投球で、4勝目を挙げた。打線はギャレットが3回に先制の2点右前打、7回にも2点二塁打を放つなど2安打4打点の大暴れ。苦手としてきた中日のエース左腕・大野を沈め、CS最終ステージでの下克上へ気勢を上げた。試合のなかった3位・DeNAとのゲーム差は、3に広がった。

 とても今季初完投勝利を挙げた投手には見えなかった。マイコラスは厳しい表情でナインとハイタッチを交わした。5―0で完封目前の9回2死、ビシエドに2ストライクから左前打を浴び、そこから3連打で2失点。後続を抑えて112球で投げきったが「完封したかった? 当然そう。どんな投手でも失点したくないはずだ」。思わずウィニングボールも放り投げた。4勝目を挙げても、詰めの甘さが許せなかった。

 ただ、9回以外は圧巻だった。序盤からテンポ良くストライク先行。8回までわずか89球、打者26人中、15人が3球以内だった。「直球が良く、ストライクゾーンで勝負できた」。前回10日の広島戦(東京D)は5回144球5失点。目の前で優勝を決められた。この日は、珍しくユニホームのズボンの裾を膝下まで上げて登板。「奇麗な足を見せびらかそうと思った」と心機一転、快投した。

 先発予定だった18、20日の阪神戦(甲子園)がともに雨で中止。短い間隔を苦にしない「投げたがり」の助っ人は、気分転換に努めた。甲子園の室内練習場では、全ての練習を終えてナインが引きあげた後、サッカーボールを発見。一人でサッカーを始めた。「ゴール」と叫んでネットにキック、拾いにいってまたキックの繰り返し。「リフレッシュです」と工夫し、中10日で万全の準備を整えた。

 負けない男の復活は心強い。9月4日の中日戦(東京D)で自身24試合ぶりに黒星を喫し、14連勝でストップ。以来2連敗中だった。この日の相手はその中日。「自分はやり返すとか、そういうことを考えるタイプじゃない」と平常心で雪辱した。CSではDeNAを倒し、広島にリベンジしなければ先はないが、勝利への強い執念を持ち、中4日でも問題ないマイコラスには大きな期待がかかる。

 由伸監督は「テンポも良かったので、9回までああいうリズムで試合を運べたのかな。最後もすんなりいってくれればと思ったが、結果的に完投してくれた」とたたえた。「この先、前に進んでいく上で、内容のいい投球ができて良かった」とマイコラス。3位・DeNAとは3差に開き、2位死守へ大きな1勝だった。(片岡 優帆)

最終更新:9月22日(木)18時9分

スポーツ報知