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【日本ハム】大谷吠えた!ソフト撃破!「リアル二刀流」7戦全勝でマジック点灯に王手 

スポーツ報知 9月22日(木)6時5分配信

◆ソフトバンク1―2日本ハム(21日・福岡ヤフオクドーム)

 日本ハムが、ソフトバンクとの天王山第1ラウンドを制し、4連勝で首位に再浮上。マジック点灯に王手をかけた。「8番・投手」で先発した大谷は、8回4安打1失点で約2か月半ぶりの9勝目。「リアル二刀流」では7戦全勝となった。2回にレアードの38号2ランで先制すれば、陽岱鋼も2度のスーパーキャッチでもり立てた。日本ハムは22日の第2Rに勝てばM6、引き分けでもM7が今季初点灯する。

【写真】9回2死二、三塁、陽岱鋼が飛球を好捕すると、ベンチを飛び出しガッツポーズの大谷

 強く右手を突き上げた。大谷は腹の底から雄たけびを上げた。1点リードの8回2死一塁。外角低めのスライダーで、松田を力ない右飛に打ち取った。天王山第1R。ゲーム差0だったホークスから、13日以来、8日ぶりに首位を奪回した。ヒーローインタビュー。「強いソフトバンク。自分の出せるものを全部置いていこうと思っていた。自分は優勝したことがないので、みんなで喜べるように頑張りたい」。静まりかえった敵地で声を張った。

 4年ぶりの覇権をかけた頂上決戦。DHを放棄し、「8番・投手」で先発した。初回から最速163キロの剛速球を軸に、アクセル全開の投球。5回無死一塁では細川のバントを二塁へ悪送球してピンチを広げ、1死一、三塁から本多に適時打を浴びた。しかし、失点はこれだけ。8回4安打1失点。7月3日のソフトバンク戦(ヤフオクD)以来の9勝目で、マジック点灯に“逆王手”をかけた。「投げている最中の記憶はありません。最初は緊張した。こういう舞台で投げ慣れてないので。(2回の2得点で)楽になりましたし、いいテンポで投げられた」と声を弾ませた。

 試合前のロッカールーム。田中賢の音頭で、今季初めて選手間ミーティングが行われた。12年リーグVを経験した田中賢、中田、宮西、飯山、大野が次々に発声して気合を入れ、「目先の1勝にこだわっていこう」と決起した。試合直前にはベンチ入り投手だけで円陣を組んだ。22歳は、増井から背中に両手を当てられ「今日はお願いします」と念を込められた。「なるようにしかなりませんよ」と返答しつつ、必勝にかける思いを受け止めた。

 「吉井投手コーチからは『パーフェクトな投球ではなく、グッドな投球でいこう』と言われて。気持ち的に、だいぶ楽になりました」。8番スタメンは、1年目の13年4月13日オリックス戦(ほっと神戸)以来。打者での負担を減らす起用だったが、6回には左翼線二塁打。「打撃は気にしてなかった。どう抑えるかばかり考えていた」。8連勝は自己最長。リアル二刀流としても7戦全勝と、無敵の進撃が続く。

 マジック点灯がかかる第2R。野手出場について、栗山監督は「可能性があるものは全て考えるけど、(22日の試合まで)半日しかない」と慎重だ。ただ、本人は「今日勝てたのは大きいが、もう明日へ向かっている。明日は打席に立って、またここ(ヒーローインタビュー)に戻れるようにしたい」と意欲を燃やした。二刀流・大谷が、熱い思いでタカを撃墜する。(小谷 真弥)

最終更新:9月22日(木)15時43分

スポーツ報知