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18歳、東京五輪見据える ゴルフ“アマ女王”胎内の高3・高橋彩華選手 新潟

産経新聞 9月22日(木)7時55分配信

 女子ゴルフ界に本県から「期待の星」が誕生した。開志国際高校(胎内市)3年の高橋彩華選手(18)=新潟市東区。6月の日本女子アマ選手権を初めて制覇し、アマ女王の座に就いた。同年代には鹿児島高3年の勝みなみ選手(18)、沖縄・興南高の新垣比菜選手(17)らライバルは数多く、厳しい競争は今後も続く。東京五輪に出場して表彰台に立つことも目標に据え、練習に明け暮れる日々を送っている。

 「まさか優勝できるとは思っていなくて、実感が湧かなかった」

 通算12アンダー、276でアマ女王となった大会を、高橋選手は笑顔でこう振り返った。3打差の2位は、世界ジュニア選手権を2連覇した茨城・ルネサンス高の畑岡奈紗選手(17)。強豪をねじ伏せての見事な勝利だった。

 思うような成績を残せず「自分には合っていないのかもしれない」と、やめたくなることもあったという。それでも「すぐに(ゴルフを)したくなってしまう」。大好きなゴルフから離れることはなかった。

 8月の日本ジュニア選手権は、優勝した新垣選手に4打届かず「アマ2冠」を逸したものの、2位につけた。調子は良くなかったというが、安定した成績を残せたのは「精神面で強くなれた」からだという。

 父親の影響で10歳のときにゴルフを始めた。それまでは空手に打ち込んでいたという。現在は片道40分をかけて電車で通学し、授業が終わると学校近くのゴルフ場で練習に取り組む。「毎日打たないと落ち着かない」といい、クラブを握らない日はほとんどない。

 高校を卒業する来年にはプロへの転向を目指す。「プロテストではトップ通過が目標」と、ライバルへの対抗心を隠さない。

 プロゴルファーとなることを意識し、練習は打つ球の数を減らし、量よりも質を重視する内容に変えた。一打ごとへの集中力を高め、課題とする効率の良いスイングを目指し、努力を重ねている。

 東京五輪にも意欲をみせる。「日本での五輪は特別なので、出場してメダルを取りたい」。地元で応援してくれる人たちに4年後、大舞台で活躍する姿を届けるのが夢の一つだ。

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 一問一答

 --大会で心掛けていることは

 「ノーボギー。できるだけミスをなくし、次につなげることを意識している。(不調のときは)無理に攻めず、チャンスが来るのをずっと待つ」

 --成長できた面は

 「焦らなくなった。以前は少しでも崩れると『どうしよう』と動揺してしまったが、今は『何とかなる』と前向きに捉えられるようになった」

 --ゴルフの魅力は

 「ゴルフはミスするスポーツ。できなかったことを克服できたときが面白い」

 --将来の目標は

 「海外のプロツアーで活躍し、みんなから愛される選手になりたい。中学2年のとき女子プロのツアーをタイで初めて見て、国内の大会とは『輝きが違う』と感じ、こんな場所で活躍したいと思うようになった」

 --リラックスできる瞬間は

 「映画鑑賞やショッピングをしているとき。あとは自宅でテレビを見ているときも落ち着ける」

最終更新:9月22日(木)7時55分

産経新聞