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首相国連演説 「北、異なる次元の脅威」 安保理の強い制裁訴え

産経新聞 9月22日(木)7時55分配信

 【ニューヨーク=石鍋圭】訪米中の安倍晋三首相は21日午後(日本時間22日未明)、米ニューヨークで開かれている国連総会で一般討論演説を行った。核実験と弾道ミサイル発射を強行する北朝鮮の軍事的脅威について「これまでとおよそ異なる次元に達した。国連安全保障理事会が明確な態度を示すべき時だ」と述べ、安保理による厳しい制裁措置の必要性を訴えた。

 首相は演説の冒頭で「北朝鮮はいまや平和に対する公然たる脅威として正面に現れた。今まさに国連の存在意義が問われている」と指摘。北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)や搭載する核弾頭の性能向上を図っていることに対し「力を結集し、北朝鮮の計画をくじかなくてはならない」と国際社会の連帯を呼びかけた。対北制裁については「もはや昨日までとは異なる新たな対処を必要としている」と述べ、安保理が実効姓のある強い制裁措置を迅速に示すよう促した。

 首相は、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海や南シナ海で覇権主義的な行動を続けていることを念頭に、「海洋における平和、安定、安全ならびに航行と上空飛行の自由は、国際社会の平和と繁栄の土台だ」と強調。「争いごとがあれば、法に基づく主張をし、力や威圧に頼らず、平和的に解決していく原則を国際社会は堅持しなければならない」と述べ、名指しを避けつつも、中国が仲裁裁判所の裁定に従うべきだとの考えを示した。

 将来的な安保理常任理事国入りをにらみ、昭和31年の国連加盟後の分担金が200億ドル以上になり、開発援助の総額も3345億ドルに上ることに言及。同時に「国連のガバナンス(統治)構造に根本的変化が必要だ。国連の強化を念じる側に立つ限り、安保理改革は急務だ」と訴えた。

最終更新:9月22日(木)8時17分

産経新聞

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