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<浜名湖切断遺体>知人の33歳男を再逮捕 静岡県警

毎日新聞 9月22日(木)21時13分配信

 浜松市の浜名湖で7月、北海道美唄市出身の出町優人(ゆうと)さん(当時32歳)の切断された遺体が見つかった事件で、静岡県警細江署の捜査本部は22日、知人で浜松市北区三ケ日町大谷の無職、川崎竜弥被告(33)=窃盗などの罪で既に起訴=を殺人、死体損壊・遺棄容疑で再逮捕した。捜査本部は認否を明らかにしていない。

 出町さんの遺体が見つかった数キロ南の浜名湖岸では8月31日、浜松市西区西山町の無職、須藤敦司さん(63)の骨の一部が見つかり、県警浜松中央署は殺人、死体遺棄事件として捜査。川崎容疑者は須藤さんとも接点があることから、川崎容疑者が須藤さんの死亡の経緯も知っているとみて慎重に調べている。

 再逮捕容疑は7月5日ごろ、同県磐田市内に川崎容疑者が借りていたアパートの部屋で、出町さんの腹部を刃物のようなもので刺すなどして殺害。同8日までにこの部屋や周辺で出町さんの遺体を刃物で切断し、浜名湖周辺に遺棄したとしている。

 捜査本部によると、出町さんは川崎容疑者と数年来の知人で、事件直前まで京都市に住んでいたが、7月初旬に浜松市などを訪れ、川崎容疑者と行動をともにしていたことが分かっている。川崎容疑者の関係先からは、出町さんがかけていたとみられるメガネが見つかったという。

 一方、須藤さんは司法解剖の結果、1月ごろに殺害されたとみられる。川崎容疑者は今年2月、元同僚の須藤さん名義のキャッシュカードで現金20万円を引き出したほか、自ら管理する口座に計454万円を不正送金したとして、8月に窃盗と電子計算機使用詐欺の罪で静岡地裁に起訴され、勾留中だった。

 また、登記簿によると、川崎容疑者は須藤さんが住んでいたマンションの部屋を今年1月24日に購入し、2月5日付で所有権の移転を届け出ていた。その後、川崎容疑者はこの部屋に出入りし、捜査関係者によると、出町さんも殺害される直前に訪れていたことが確認されている。【松岡大地、竹田直人、早川夏穂、古川幸奈】

最終更新:9月23日(金)2時43分

毎日新聞