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NY爆発、容疑者訴追 ビンラーディンは「兄弟」

産経新聞 9月22日(木)7時55分配信

 【ニューヨーク=松浦肇】米ニューヨークのマンハッタンなどで起きた爆発事件で、米司法省は20日、アハマド・カーン・ラハミ容疑者(28)を大量破壊兵器使用や、公共の場での爆発物利用など10の容疑で刑事訴追した。ニューヨークとニュージャージーの連邦地裁に提出された訴状によると、数カ月前から爆発物を利用した攻撃を準備していた。爆発物の材料はネット経由で購入した。

 ラハミ容疑者は17日、マンハッタン・チェルシー地区に爆発物2つを仕掛け、うち1つが爆発して31人が負傷した。同じ日、ニュージャージー州東岸シーサイドパークでパイプ爆弾を爆発させ、18日には同州エリザベスの鉄道駅近くのゴミ箱に爆発物を放置した。

 ニュージャージー州で警察と銃撃戦の末に逮捕された際、ラハミ容疑者が所持していた手書きのノートの存在が訴状で明らかにされ、動機を示す物証として注目されている。米メディアによると、ノートは銃撃戦で穴が開き、血も付着していたという。

 「アフガニスタン、イラク、シリア、パレスチナを問わず、お前たち(米政府)は、聖戦士の殺戮(さつりく)を繰り返している」という文章のほか、「聖戦」「殉教」などの表現があった。「パイプ爆弾」「圧力鍋爆弾」など、実際に犯行で使われた爆発物の記述もあった。

 国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者を「兄弟」と呼んでいた。また、米国の無人機攻撃で2011年に死亡したアルカーイダ系の「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」の元幹部、アウラキ師に関する記述もあった。同師の説教はネットで掲載され、過激思想に興味を持つ若者が視聴している。

 さらに、09年にテキサス州の陸軍基地で13人を殺害した精神科軍医、ニダル・マリキ・ハサン少佐をほめたたえた部分もあった。

 複数の米メディアによると、ラハミ容疑者の父親が14年に「息子はテロリストだ」と通報していた。

 父親が通報を撤回したため、本格捜査には至らなかったが、容疑者は11年以降、アフガニスタン南部カンダハルやパキスタン西部クエッタといったイスラム原理主義勢力タリバンの影響力の強い地域に渡航しており、通報当時はすでに過激思想に傾倒していた可能性がある。

最終更新:9月22日(木)7時55分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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