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<外為市場>円高、一時100円台前半

毎日新聞 9月22日(木)21時58分配信

 日米の中央銀行が20~21日に開いた会合を受け、22日にかけて外国為替市場の円相場は一時1ドル=100円台前半と約1カ月ぶりの水準まで円高・ドル安が進んだ。日銀が決めた新たな政策枠組みが追加の金融緩和を見込んでいた市場の期待を下回ったことに加え、米国が追加利上げを見送ったことから、円を買ってドルを売る動きが広がった。

 日銀は21日、物価上昇率が2%を超えるまで金融緩和を続けることなどを決定。これを「緩和強化」と発表したため、直後の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=102円79銭に下落した。しかし、利下げなどの追加緩和は見送ったため「日銀の手詰まり感がかえって強調された」(外資系証券)との見方から、その後は円が買い戻された。

 さらに米連邦準備制度理事会(FRB)が21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見送ると、日米の金利差が縮まるとの思惑からドルを売って円を買う動きが加速し、22日の外国為替市場で円相場は一時1ドル=100円10銭前後まで急伸した。

 円高の進行を受け、財務省と日銀、金融庁は22日午後、同省で緊急会合を開き、日銀の新たな政策枠組みを踏まえた今後の対応を協議。浅川雅嗣財務官は会合後、記者団に「為替市場で若干、神経質な動きが見られ憂慮している」と述べ、「投機的な動きが今後も継続するようなら、必要な対応を取らざるを得ない」と円高の動きをけん制した。【和田憲二、横山三加子】

最終更新:9月22日(木)21時58分

毎日新聞