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化学工場膀胱がん 厚労省、業界団体に別物質への対策も要請

産経新聞 9月22日(木)7時55分配信

 三星化学工業(東京)の福井市にある工場で複数の従業員が膀胱(ぼうこう)がんを発症した問題に関連し、別の事業所で膀胱がんを発症した7人のうち5人が「MOCA(モカ)」と呼ばれる化学物質を取り扱っていたことが21日、厚生労働省の調べで分かった。厚労省は当初、モカとは別の化学物質「オルト-トルイジン」を扱う事業所を対象に調査していたが、同日、業界団体にモカの曝露(ばくろ)対策の徹底などを要請した。

 厚労省は所在地などを明らかにしていないが、関係者によると、事業所はイハラケミカル工業(東京)の静岡工場(静岡県富士市)。工場では昭和44年から平成21年までモカを製造しており、担当者は「製造当初の詳しい曝露対策は分からないが、調査には協力している」と話した。

 同省によると、7人は男性で発症時は30~60代。1人はすでに死亡した。少なくとも4人はオルト-トルイジンを扱っていなかったが、5人にモカの取り扱い歴が判明したという。モカと発症の因果関係は不明。

 モカは防水材などに使われるウレタン樹脂の硬化剤。消費者が触れる機会はないが、発がん性が指摘されている。

 労働安全衛生法に基づく省令では曝露対策や健康診断が義務付けられている一方、膀胱がんの診断項目はないという。

最終更新:9月22日(木)7時55分

産経新聞

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