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安美錦、幕下陥落の危機脱出「今日だけ少し喜んで」

日刊スポーツ 9月22日(木)16時45分配信

<大相撲秋場所>◇12日目◇22日◇東京・両国国技館

 夏場所で左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負い、十両に転落した西10枚目安美錦(37=伊勢ケ浜)が、幕下陥落の危機を脱した。

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 東3枚目東龍(29=玉ノ井)を押し出して、十両残留ラインの6勝にようやく到達。「(相手は)そんなに前に出てくるタイプじゃないし、引いてきたら手を伸ばす。そのときに組まないことだけ気を付けて」と振り返り、胸をなで下ろした。

 5勝目を挙げてから、3連敗。この日で水戸泉に並ぶ歴代10位の通算1564回出場を達成したベテランでも、意識するあまり硬さが出た。それでも「しっかり当たってまわしを取ったら、あとは自然に体が動いてくれる」。体に染み付いた技が、導いてくれた。弟弟子の大関照ノ富士(24)が駆けつけてグータッチをかわすと「俺のこと気にせずに、自分のこと気にしろ(笑い)」とチクリ。「でもありがたいね。俺が(もし幕下陥落して)付け人についても、こんな若い衆がいたら使いづらいから」と笑いを誘った。

 心境の変化などを問われると、長女とのエピソードも披露した。「娘が、あんまり負けるから『大丈夫だよ』って言ってくれた。娘にそんな気を使わせちゃダメだなと思った」。気をもんだ家族に、ようやくひと安心させてあげられる。「喜んでくれてると思う。勝ち越してもいないけど、家族みんなでここを目指してきた。今日だけ少し喜んで、あと3日頑張る」と、千秋楽までハッスルする。

最終更新:9月22日(木)21時1分

日刊スポーツ