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安倍マリオに続くのは?早くも東京五輪開会式の演出に話題沸騰!ゴジラかアトムかウルトラマンか…

産経新聞 9月22日(木)11時18分配信

 リオデジャネイロ五輪の閉会式で、4年後にバトンを引き継ぐ日本が人気アニメキャラクターを登場させてTOKYOの魅力を遺憾なくアピールした。開催国ブラジルでも人気のサッカー漫画「キャプテン翼」の主人公、大空翼にはじまり、安倍晋三首相は「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに扮して、ドラえもんの用意した「土管」を通り抜けて競技場に駆けつける奇想天外なストーリーを演じた。4年後の東京五輪の開会式では何が出るのか-。早くも最新の映像技術を駆使した“サプライズ演出”に関心が集まっている。

 ■「コンテンツ大国」ニッポン

 五輪を開催する都市の評価は、まずは開会式で生み出される「感動」の度合いによる。近年の夏季五輪で最も印象に残る開会式といえば、1996年アトランタ五輪(米国)で最終聖火ランナーとなった黒人ボクサー、モハメド・アリが人々の記憶に深く刻まれている。逆に2014年ソチ五輪(ロシア)ではプーチン大統領が見守る中、五輪マークの点灯に失敗するという前代未聞ともいうべき“失態”が起き、語り草にもなった。

 20年東京五輪が開催される期間中、100万人に及ぶ外国人旅行者が訪れるといわれる。世界が認めるアニメ大国・ニッポンだけに、東京五輪でも当代きっての漫画キャラのお出ましを期待するのは当然のなりゆきだ。

 リオの閉会式で登場したマリオとキャプテン翼はゲーム・アニメ界を代表する大人気キャラだが、必ずしも“横綱級”とまではいえない。国内外で長く支持されてきたキャラクターといえば、鉄腕アトムやゴジラ、ウルトラマン…。近年ではキティちゃんにポケモン、ドラゴンボール、スラムダンク、ワンピースと枚挙に暇がない。これらのキャラクターをどうコラボさせるのか、スペクタクルな演出に注目が集まるが、ある編集者は「鉄腕アトムのアトムは英語で『原子』を意味するため、核を連想する外国人が少なくない。ゴジラにしても『水爆実験の放射線で恐竜が変異した生物である』という説があり、平和の祭典のキャラクターとして忌避される可能性がある」とうがった見方をする。となると、怪獣ゴジラをアトムとウルトラマンが協力して退治するといった夢のシーンは期待薄かもしれない。

 ■サプライズ演出に頼らない

 開会式の最大の関心事といえば、聖火ランナーの最終走者だが、「週刊現代」は「東京五輪の開会式はこうなる」と題した特集の中で、ミスタープロ野球・長嶋茂雄、世界の本塁打王・王貞治、今季メジャー3000安打を達成したイチローらの名を挙げた。一方、スポーツライターの小林信也氏は「五輪はプロではなく、あくまでアマチュアが主役の祭典であることを考えたい。『1964年東京五輪から聖火を引き継ぐ』意味で、当時金メダルを獲った選手がいいのではないか」と同誌で提言している。

 前回の最終走者、故坂井義則氏は広島に原爆が投下された1945年8月6日生まれだった。前回東京五輪から半世紀以上の時を経て多くのメダリストが鬼籍に入る中、多くの日本人が納得し、思いを共有できる最終走者には必ずしも実績のある人気スポーツ選手でなく、神戸や東北の震災にゆかりのある人物こそ望ましいかもしれない。

 ■深夜12時のセレモニーは不評?

 ところで、『東京オリンピック 「問題」の核心は何か』(小川勝著、集英社新書)によると、ロンドン五輪の開会式では2700万ポンド、日本円にして約40億円を超す経費がかかったという。「閉会式も合わせて考えると、ふたつのイベントの簡素化によって、ある程度の運営費の削減は可能ではないか」と訴える。同時にセレモニーの時間にも問題があるといい、午後9時から始まった開会式が終わったのは深夜12時過ぎ。この時間設定では「大会初日から競技のある選手は参加できない」と苦言を呈する。

 五輪開催は「都市力」のアップを狙う絶好機となるが、開閉会式で世界を驚愕させるメッセージを発信するのは易しくない。近年の五輪の開会式はド派手な演出が売りになっているが、東京では「アスリート・ファースト」の精神にのっとり、仰々しくないコンパクトな演出をひねり出し、今後の五輪開催に“新基準”を示すことで海外から称賛を浴びるのも妙手かもしれない。

最終更新:9月22日(木)11時23分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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