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米、黒人射殺でまた暴動 警察と遺族で食い違う主張 ノースカロライナ州は非常事態宣言

産経新聞 9月22日(木)18時47分配信

 【ニューヨーク=上塚真由】米南部ノースカロライナ州シャーロットで20日、黒人男性が黒人の警察官に射殺され、直後から住民による抗議活動が起きた。抗議は21日夜も続き、参加していた数百人の一部が暴徒化して警察と衝突し、男性1人が撃たれて重体となった。警官4人も負傷。同州のマックロリー知事は同日、非常事態宣言を発令、州兵を動員して事態の沈静化を図っている。

 一方、南部オクラホマ州タルサでも16日、丸腰の黒人男性が白人の女性警察官に射殺される事件が発生。国内では警察批判が再び強まっており、オバマ大統領は21日、シャーロットとタルサの両市長と電話で会談し、被害者に哀悼の意を示すとともに、平和的に抗議活動を行うよう訴えた。

 シャーロットでの暴動の発端は、市内の集合住宅の駐車場で20日、黒人のキース・スコット氏(43)が警察官に撃たれた事件。警察は、同氏に持っていた銃を捨てるよう指示したのに従わなかったため発砲したと説明しているが、遺族は「手に持っていたのは本だった」とし、双方の主張は食い違っている。

 抗議活動では一部の住民らが放火や投石を繰り返し、21日未明までに一度は沈静化したが、同日夜から数百人が抗議活動を再開。一部が暴徒化したため、警察は催涙ガスなどで対抗した。衝突の最中に撃たれた男性について、市は、警察ではなく他のデモ参加者に発砲されたと発表した。

 深刻化する警察と黒人社会の対立は、11月の大統領選の争点にもなっている。「法と秩序」を掲げ、白人男性を主な支持層とする共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)は一連の事件について、ツイッターで「悲劇的だ。安全な米国を取り戻そう」「われわれは結束と指導力が必要だ」などとつぶやいた。

 一方、黒人ら少数派の支持を受ける民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は21日のフロリダ州での集会で、「事件について分からないことは多いが、警察官に殺害された黒人のリストに2人の名前が加わったことは知っておくべきだ」とし、「耐えられず、許し難い」と述べた。

最終更新:9月22日(木)18時47分

産経新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。