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だまされたふり作戦、名高裁控訴審でも無罪

CBCテレビ 9月22日(木)7時22分配信

 詐欺に気付いた被害者が、警察に協力するだまされたふり作戦で、現金を装った荷物を受け取ったとして詐欺未遂の罪に問われた男性の控訴審で、名古屋高裁は、一審に続き無罪判決を言い渡しました。

 判決などによりますと、埼玉県の自営業の59歳の男性は去年8月、他の男らと共謀し名古屋市の男性に息子と偽って電話をかけ、現金300万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の罪に問われていました。

 詐欺と気づいた被害者の息子が警察に通報し、だまされたふり作戦によって、現金の送付先に指定されていた男性が現行犯逮捕されました。

 一審の名古屋地裁は、「被害者が詐欺に気付いた時点で罪は成立しない」などとして無罪を言い渡しましたが、検察側が控訴。21日、名古屋高裁は、被害者が詐欺と気づいていた後でも、「罪が成立する余地がある」としながらも、「『犯罪にあたるとは思わなかった』などという供述の信用性は失われない。共謀は成立しない」として無罪を言い渡しました。

 名古屋高検は、「被告人の犯意が認められなかったことは遺憾である」とコメントしています。

最終更新:9月22日(木)7時22分

CBCテレビ