ここから本文です

(朝鮮日報日本語版) バレー:朴正我、レシーブ猛特訓でリオの悪夢を払拭

朝鮮日報日本語版 9月22日(木)8時18分配信

 リオ五輪後、所属チームに復帰したウイングスパイカー(左の攻撃担当プレーヤー)朴正我(パク・チョンア、23)=IBK企業銀行・写真=は最近、毎晩誰もいない体育館を探し回っている。同じチームのリベロ(守備専門のプレーヤー)と一緒にサーブレシーブの練習をして守備力を養うためだ。チーム関係者は「朴正我は一日300本、多い時は700本ものサーブを受ける」と語った。これまでにはなかったことだ。

 朴正我はリオ五輪後のインタビューはもちろん、表に出る活動をすべてあきらめているかのように見えた。オランダとの準々決勝で相手のサーブをきちんとレシーブできないなど、目に余るミスを数回犯したため、ありとあらゆるバッシングを受けたからだ。いつもは「悪意のある書き込みは読まないし、気にも止めない」と言っていた朴正我だったが、五輪直後に浴びた集中砲火はけた違いだった。ポータルサイトでは12時間にわたり彼女の名前がリアルタイム検索ワード1位になり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の個人用アカウントやインターネット掲示板は中傷の言葉であふれた。朴正我は写真共有SNS「インスタグラム」のアカウントを非公開に切り替え、それ以降は今まで1回も投稿していない。

 朴正我の母クォン・ギョンスクさん(54)は21日、本紙の電話取材に「これまで娘はつらそうな顔を見せたことがないので余計に心配だった。書き込みの中には『帰国する飛行機で爆弾が爆発して死んでしまえ』などというゾッとする内容もあった。このままでは娘に何か大変なことが起きるのではないかという恐怖に襲われた」と言った。家族やチームメートたちは今も朴正我に向かって「五輪」という言葉を口にしない。やっと精神的なショックから立ち直り、練習のことを考えられるようになったのに、またできなくなってしまうのではと心配だからだ。

 韓国に帰ってきた朴正我ができることは「練習」だけだった。韓国バレーボール界には、ストライカーに対して「攻撃にだけ集中しろ」と、サーブレシーブや守備の練習を免除する慣行がある。準々決勝で発生した「レシーブ惨事」も中学・高校時代からサーブを受けた経験が少なかたったことが影響した。五輪後、朴正我は必死になって「基本」に立ち返ろうとしているのだ。チームメートで五輪代表でもあった金姫真(キム・ヒジン、25)は「朴正我は五輪の時よりも実力が上がったと思う。歯を食いしばって練習に臨んでいる」と語った。五輪代表チームを率いていたイ・ジョンチョルIBK企業銀行監督も「朴正我は来シーズンに活躍が最も期待される選手だ」と言った。

最終更新:9月22日(木)8時22分

朝鮮日報日本語版