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県側、請求棄却求める 海津明誠高生自殺賠償訴訟

岐阜新聞Web 9月22日(木)8時59分配信

 2013年8月、海津明誠高校(岐阜県海津市海津町高須町)の男子生徒=当時1年生=が、部活動の女性コーチの発言が原因で悩み、自殺したとして、生徒の両親が県に計500万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、岐阜地裁(武藤真紀子裁判長)で開かれ、県側は請求棄却を求めた。
 訴状によると、生徒は男子バスケットボール部に所属。コーチは13年4~7月ごろ、部員らに「クズ1年」「お前なんか必要ない」などの発言を繰り返し、この生徒にも「使えない」「もう辞めていいよ」と発言した。
 生徒は同年6月ごろから「辞めたい」と他の部員に話すようになった。同年7月下旬ごろから部活に参加しなくなり、同年8月26日に自殺した。
 訴状では、発言は部活動の練習の程度を超える精神的な負荷を生徒に与え、人格や尊厳を違法に傷つけたと主張。生徒は発言が原因で悩み、自殺との間に相当な因果関係が認められるとしている。
 閉廷後、県側の代理人弁護士は「発言と自殺の因果関係は認められないのではないか」と話した。

岐阜新聞社

最終更新:9月22日(木)9時7分

岐阜新聞Web