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民家2軒浸水、63人避難 千葉県内台風被害

千葉日報オンライン 9月22日(木)11時48分配信

 台風16号は日本列島の太平洋側を横断し20日夜、温帯低気圧に変わった。千葉県内は同夜半から風雨が強まり、けが人はいなかったが、民家2軒が床下浸水し、8カ所で道路が損壊するなどの被害が出た。63人が避難。県内学校60校が始業時間を遅らせた。総務省消防庁などの21日までのまとめによると、被害は20府県に及び、2人が死亡、8人が重傷、28人が軽傷だった。

 銚子地方気象台によると20日、銚子市で39・5ミリ、千葉市で23・5ミリ、勝浦市で22・5ミリの1時間雨量を観測。瞬間最大風速は銚子市25・6メートル、館山市20・9メートルを記録した。

 県によると、建物の被害は住宅の床下浸水が銚子、市川両市で各1軒、窓ガラス損壊が睦沢町で1軒。大網白里特別支援学校(大網白里市)で校舎屋根のシートがはがれた。がけ崩れがいすみ市内で2カ所、道路は損壊が8カ所で、冠水も5カ所であった。銚子市で車1台が浸水した。

 九十九里町や旭市などで63人が避難。県教委によると県内小中学校・高校計60校が始業時間を遅らせた。

 成田国際空港会社(NAA)は21日、計34便が欠航したと発表した。出発は国際線9、国内線7の16便、到着は国際線11、国内線7の18便が欠航。1便が他空港へ代替着陸した。大幅な遅延による緊急事態として、通常は午後11時までの離着陸時間を21日午前0時4分まで延長し、計37便が利用した。

 全国では、愛知県清須市で車が水没し、重体だった女性(69)が死亡。兵庫県の川では小1男児(6)が流され行方不明となり、21日に遺体が見つかった。このほか大阪府では、東大阪市の男性(42)が突風で閉まった自宅玄関のドアに指を挟み、左薬指を切断。松原市の駐車場では男性(55)が滑って転倒し左膝を骨折するなどした。

 住宅被害は半壊が2棟、一部破損が84棟。浸水は床上が38棟、床下が140棟だった。神戸市や兵庫県姫路市、奈良県御所市で避難指示や避難勧告が出た。

最終更新:9月22日(木)11時48分

千葉日報オンライン