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ブラジル外食戦争 「チョコシェイク、マックの偽物は飲むな」=ブラジル発祥ハンバーガーチェーンがキャンペーン

ニッケイ新聞 9/22(木) 5:39配信

 ブラジルの外食チェーン「ボブズ」が20日、ブラジルマクドナルドが同社の同商品を真似したと批判し、「偽物を飲まずに本物を飲め」と呼びかけるキャンペーンを打ち出した。
 発端は、ブラジルマクドナルドが、スイスに本社を置く麦芽飲料メーカーWander AGから、同社の製造する粉末麦芽飲料「オボマルチン(Ovomautine)」の商標とそれを使ったチョコレート・シェイクの独占使用許可を得て販売を開始したことにあった。
 チョコレート・シェイクは、ブラジル国内では非常に人気の高い商品だ。同商品は、シェイクを注ぐ前にチョコレート・シロップを容器に塗り、さらにチョコレートの断片を入れて食べる飲み方が人気を博している。
 そこに目を着けたブラジルマクドナルドは、キットカットや、高級チョコレート店とのコラボレーションで独自のチョコレート・シェイクを開発していた。
 ブラジルローカルのハンバーガーチェーン、ボブズは、これまでブラジルマクドナルドに次ぐハンバーガーチェーンとして見られてきたが、同社のチョコレート・シェイクは同社独自のヒット商品として人気が高く、「ハンバーガーは食べなくても、あのシェイクだけは飲む」というファンも少なくなかった。

 その市場にブラジルマクドナルドが踏み込んできたのだ。13日、ブラジルマクドナルドは「Wander AGとチョコレート・ミルクシェイクの独占販売契約を結んだ」と発表し、売り出し始めた。そして、これは多くの利用客を驚かせた。
 なぜなら、ボブズのオブモンチーニのシェイクは50年代から売られており、2005年からは独占契約も結んでいたためだ。この契約がどう解消されたのかは明らかにされていない。
 ブラジルマクドナルドの契約のため、ボブズはオボマルチンの利用で制約を受けることとなった。同社はこれまで同様、オボマルチンを使ったシェイクを売ることが出来るものの、「オボマルチン」の商標名が使えなくなった。そのため同社は「クロカンチ」なる商品名で販売を継続している。
 たかがチョコレート・シェイクと思うかもしれないが、伝統のある商品にまつわる遺恨だけに問題は長引きそうだ。

最終更新:9/22(木) 5:39

ニッケイ新聞

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