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米軍が福知山で実弾訓練要望 経ケ岬通信所の軍人軍属に

両丹日日新聞 9月22日(木)8時0分配信

 ミサイル防衛用早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」を有する京都府京丹後市の米軍経ケ岬通信所が、所属する軍人と軍属の実弾射撃訓練を福知山市室の陸上自衛隊福知山射撃場で実施したいと国に要望していることがわかった。

 防衛省近畿中部防衛局などによると、同通信所の射撃訓練は、現在は静岡県にある米軍キャンプ富士で行っている。しかし遠方であるため、福知山射撃場を使用したいとの米軍の意向を、同防衛局が8月中に京都府と福知山市に伝えた。訓練の規模は、1回5日間程度の日帰り(各日人員50人程度)で、年間4回行う想定。
 
 米軍が自衛隊施設を使う場合は、日米地位協定に基づく「共同使用施設」に指定する必要がある。同防衛局は「地元の理解を得られるように丁寧に説明していきたい」としている。
 
■市民有志の団体 市に「中止要請」■

 福知山市民の有志でつくる福知山平和委員会(水谷徳夫代表)は20日、福知山市に対して、米軍と日本政府に訓練中止を求めるよう申し入れた。
 
 平和委員会の6人が市役所を訪れて、大橋一夫市長にあてた訓練中止を求める申し入れ書を、長坂勉・市長公室長に手渡した。訓練時以外も含めた福知山滞在時の米軍が関係する事件事故に対する市の態勢についても求めた。
 
 水谷代表は「恒常的な訓練地となれば、米軍を標的にしたあらゆる攻撃対象になる恐れがある。訓練外でも交通事故や治安で市民が不安を感じることがあってはならない」と訴える。
 
 長坂市長公室長は「国の専権事項ではあるが、市民の安心安全を守るための対応をしたい」と話した。

両丹日日新聞社

最終更新:9月22日(木)8時0分

両丹日日新聞