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サンデンHD 希望退職200人募集 円高進行、拠点を再編

上毛新聞 9/22(木) 6:00配信

 自動車機器、流通システム製造のサンデンホールディングス(群馬県伊勢崎市寿町、神田金栄社長)は21日、国内グループ社員から、200人程度の希望退職者を募集すると発表した。同社は国内市場の縮小や円高進行に伴い、2016年4~6月期連結決算が第1四半期ベースで4期ぶりの赤字を計上。8月には構造改革案を示しており、人員削減による合理化で業績回復を図る。今後、改革案に沿って拠点の再編も進める。

 退職者募集は21日の取締役会で決定した。同社によると、対象とする国内グループ8社の社員3150人のおよそ6%に当たる。募集期間は10月17~31日で、退職日は11月20日。退職者には特別退職金を支給するほか、再就職支援会社のサービスを利用できるようにするとしている。

 同社は14年3月期から2期連続で過去最高の売上高を更新したが、16年3月期は4期ぶりの減収に転じた。16年4~6月期は売上高が前年同期比12・2%減の696億5900万円、営業損益は9億8400万円の赤字(前年同期は18億2千万円の黒字)、純損益は21億3100万円の赤字(同28億8600万円の黒字)だった。

 中核となる自動車機器部門は北米やアジア向け需要が伸び悩んでいるほか、円高の影響で失速。同部門の16年4~6月期の営業利益は1億5900万円で、前年同期の18億7100万円から大きく落ち込んだ。今後もさらなる円高進行を見込み、7~9月期以降の想定為替レートを1ドル=110円から、105円に変更している。

 もう一つの柱となる流通システム部門は、14、15年にコンビニエンスストア向けのショーケース受注で大きく伸ばしたが、需要が一巡。国内市場での設備投資需要の減少もあり、同部門の16年4~6月期の営業損益は4億9千万円の赤字(前年同期は7億100万円の黒字)になっている。

 8月に公表した構造改革案には、人員適正化と拠点再編のほか、環境対応製品の開発や成長市場への投資集中などに取り組む方針を盛り込んでいる。同社は「国内の生産販売体制の見直しや海外での体質強化を進め、グローバル市場での競争力を強化する」とした。

 17年3月期連結業績予想は、売上高3千億円、営業利益75億円、経常利益90億円、純利益70億円を据え置いている。

最終更新:9/22(木) 6:00

上毛新聞