ここから本文です

「市議会の議論注視」 市長、賛否表明せず

カナロコ by 神奈川新聞 9/22(木) 11:40配信

 1964年9月に大和市で5人が死亡した米軍機墜落事故現場の慰霊公園化の是非について、大木哲市長は21日、「市議会での議論を注視したい」と述べるにとどめた。市議会は公園化の審査をすでに打ち切っており、事故後に国有地化された現場の開放を求める市民団体は市側の見解を注目していた。

 この日に開かれた市議会第3回定例会で、大波修二氏(虹の会)の一般質問に答えた。

 大木市長は「二度とこのような事故が起きないよう、航空機の安全確保を訴え続けている」と説明。公園化については「市民にさまざまな意見があることを承知している」と賛否に言及しなかった。

 大波氏は市民団体が15、20日に防衛省と国有地の貸与について協議したことを明らかにし、「市が借りたいと申し出れば、快く引き受けると言っている」と市の意向次第で状況が進展すると強調した。

 墜落現場に立つ慰霊碑はフェンスに囲まれ、立ち入りが制限されている。遺族と市民団体は自由な慰霊を目指し、9187筆の署名を添えて公園化を市議会に陳情したが、6日の常任委員会で保守系委員の提案で審査が打ち切られた。

 市民団体は市に直接、公園化を働きかける方針。10月に市内で集会を開き、これまでの経過と今後の対応を支援者に説明する。

最終更新:9/22(木) 11:40

カナロコ by 神奈川新聞