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独創的発想楽しんで 北斎漫画を展示

カナロコ by 神奈川新聞 9月22日(木)11時40分配信

 江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849年)が描いた「北斎漫画」展が11月6日まで、茅ケ崎市東海岸北の市美術館で開かれている。

 「北斎漫画」は絵を学びたい人のための手ほどきとして描かれた絵手本集。1814年の初版本が人気を博し、78(明治11)年まで長期にわたり15編が編まれた。

 展示されているのは15編の中から抜き出した約200点。特別に烏帽子岩を描いた作品もある。さまざまな動植物や、橋や神社仏閣のほか百面相、ろくろ首のお化けまで、森羅万象を描いている。中でも「人物百態」や「仕事様々」などには生き生きとした町民の姿が描かれ、ユーモアあふれる北斎の視点や独創的な発想とそれらを描く見事なデッサン力が見て取れる。

 北斎漫画は欧州に渡り、ジャポニスムブームのきっかけの一つになったとされる。会場にはガラス工芸のエミール・ガレや印象派の画家モネやドガが参考にして創作したとされる作品も並んでいる。

 観覧料一般700円、大学生500円。高校生以下と市内在住の65歳以上は無料。原則として月曜と祝日の翌日は休館。問い合わせは、同美術館電話0467(88)1177。

最終更新:9月22日(木)11時40分

カナロコ by 神奈川新聞