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社会的費用が最も高い“クレジットカード”だけに固執する韓国

ハンギョレ新聞 9月22日(木)18時9分配信

現金、デビッドカードに比べ クレジットカードは社会的費用が3倍 主要国はデビッドカードの比重高まるのに 韓国だけが逆行

 ヨーロッパなど世界の主要国では現金とクレジットカードの使用が減り、デビッドカードの利用頻度が高まっているが、韓国は逆に社会的費用が最も高いクレジットカードの利用が増加していることが明らかになった。

 韓国銀行(中央銀行)が21日に発表した「主要国の支払手段の社会的費用推定現況および政策的示唆点」報告書によれば、昨年韓国のクレジットカード利用比重は全支払手段のうちで39.7%を占めて、主要国と比べて圧倒的に高かった。現金使用の比重は36%、デビッドカードは14.1%に過ぎなかった。反面、2013年を基準としてノルウェーはデビッドカードの利用比重が51.8%で最も高く、次いで現金が18.4%、クレジットカードは14.3%を占めた。オーストラリアは現金が51.3%、デビッドカードが27.8%、クレジットカードが14.3%の比重だった。

 今回の報告書はオランダ、スウェーデン、ノルウェー、オーストラリアなどが各支払手段の「社会的費用」を推算した研究結果を基に作成された。社会的費用とは、金融機関、小売店、消費者など経済主体が支払行為に使った人的・物的総費用から経済主体間で行き来した手数料(私的費用)を控除した概念だ。韓国では支払手段の社会的費用を直接推定したことがない。

 報告書によれば、これらの国の支払手段の年間総社会的費用は、国内総生産(GDP)に対して0.42~0.83%の水準だ。オランダが(24億ユーロ)で最も低く、イタリア(150億ユーロ)が最も高かった。取引1件当たりの社会的費用を見れば、現金が0.26~0.99ユーロで最も低く、デビッドカードは0.32~0.74ユーロだった。反面、クレジットカードは0.98~2.85ユーロで、社会的費用が現金やデビッドカードの約3倍に達した。

 韓国銀行関係者は「これら主要国でクレジットカードの1件当たり社会的費用が最も高い理由は、信用リスク管理費用などがかかり、利用比重が低く規模の経済効果が小さいため」とし「反面、韓国はクレジットカードの使用に所得控除恩恵を付与し、無利子分割払いやポイント積み立てなどのインセンティブも多く、私的費用の側面でクレジットカードがはるかに安い支払手段と思われている」と説明した。

 韓国銀行は、韓国も支払手段別の社会的費用および損益分岐点を推定し、効率的な組合わせを見つける努力が必要だと指摘した。韓銀決済研究チームのキム・ギュスチーム長は「例えばオーストラリアやデンマークは、社会的費用が高いクレジットカードの利用を抑制するためにカード使用時に加盟店が消費者に追加手数料を賦課できるよう許容した」として「韓国も取引金額に対応した効率的支払手段を見つけ、多様な政策を推進する必要がある」と話した。

ユ・ソンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9月22日(木)18時9分

ハンギョレ新聞

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