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柳宗悦が愛した戦前の沖縄の工芸展 150点が里帰り  県立博物館

沖縄タイムス 9/22(木) 5:00配信

 日本民藝館(東京都)の創設80周年を記念した「沖縄の工芸展―柳宗悦と昭和10年代の沖縄」が21日、那覇市の県立博物館・美術館で開幕した。主催は県立博物館・美術館と日本民藝館。民藝館初代館長の柳宗悦らが戦前に収集した沖縄の工芸品約1千点のうち150点が里帰りし展示されている。10月23日まで。

 柳は1938年から40年にかけて4度来県。収集した18~19世紀の工芸品は沖縄戦の戦禍を免れた。博物館の特別展示室には「波に帆文様胴衣」等の紅型19点や読谷や首里、宮古島、八重山、久米島などの織物28点が色鮮やかに並ぶ。

 陶器も壺屋で造られた緑釉(ゆう)の杯台や黒光りする鉄釉の御殿型厨子甕(ジーシガーミ)など44点を鑑賞できる。ほか漆器12点や、昭和10年代に撮影され、柳が監修した「琉球の民藝」の映像や写真家・坂本万七が撮影した写真200点も展示されている。

 県立博物館・美術館の田名真之館長は「民芸運動の父が愛した沖縄の工芸の素晴らしさをぜひ見てほしい」と呼び掛けた。

 観覧料は一般800円、高校・大学生500円、小・中学生300円。美術館側で開催中の「国展工芸沖縄展」と連動しており、どちらかの半券でもう一つの展覧会は前売り料金で入場できる。

最終更新:9/22(木) 9:45

沖縄タイムス

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