ここから本文です

若かりし頃の和製大砲 赤ヘルの系譜~7番打者編~

ベースボールキング 9/22(木) 8:00配信

赤ヘルの系譜 ~7番打者編~

 四半世紀ぶりに訪れた歓喜に、広島の街が真っ赤に燃えた。

 高く厚い壁を乗り越えた今だからこそ振り返りたい25年前の記憶...。あの時の広島と今の広島を比較していくこの企画。今日は“7番打者”を見ていこう。

後の和製大砲

 今から25年前、7番を打っていたのは江藤智。この時まだ高卒3年目の21歳という駆け出しの選手であった。

 関東高からドラフト5位で入団。元は捕手としての入団であったが、故障もあって内野手に転向。91年は三塁手として開幕スタメンを掴み、91試合に出場するなど、後のブレイクの足がかりとなる1年であった。

 成績的には打率.215、11本塁打、31打点で終わるも、93年には34本塁打を記録。95年には本塁打王と打点王の二冠に輝くなど、リーグを代表する主砲へと成長を遂げる。

 2000年からは巨人へ移籍し、晩年は西武でプレー。通算20年のキャリアで364本塁打、1020打点をマークした。2度の本塁打王に打点王、最高出塁率といったタイトルも手にし、ベストナインは7回受賞。球界を代表する右の大砲として君臨した。

スーパーサブからレギュラーへ!

 では、今年の7番打者は...。こちらも悩むところではあったが、安部友裕が多かったか。

 2007年の高校生ドラフト1位で指名を受けた男であるが、これまではなかなか一軍定着に至らないシーズンが続いていた。

 成績を見ても、一軍デビューを果たした2011年から昨年までの5年間で出場は165試合。それが今シーズンは1年で111試合の出場を果たすなど、大幅に出場機会を増やしている。

 守備でチームを支えるスーパーサブという印象も強かったこれまでだが、今年は規定未到達ではあるものの打率も.290と好調。本塁打も昨年までの通算を大きく上回る6本を記録しており、徐々に一軍のレベルに慣れつつある。

 正三塁手として期待されたルナの離脱はあれど、そのチャンスをモノにしたと言っていい奮闘。25年ぶりの歓喜は、こうした選手たちの奮闘なくしてありえなかっただろう。


【7番打者・比較】
▼ 江藤智
・ポジション:三塁手
・投打:右投右打
・実働:20年
[1991年] 91試 率.215(260-56) 本11 点31 盗0
[通算成績] 1834試 率.268(5819-1559) 本364 点1020 盗82


▼ 安部友裕
・ポジション:三塁手
・投打:右投左打
・実働6年
[2016年] 111試 率.290(252-73) 本6 点33 盗6
[通算成績] 276試 率.257(587-151) 本8 点45 盗17

※成績は9月21日時点

BASEBALL KING

最終更新:9/27(火) 1:07

ベースボールキング

なぜ今? 首相主導の働き方改革