ここから本文です

花街の舞、意欲高め 「金沢おどり」きょう開幕、出演者リハーサル

北國新聞社 9月22日(木)3時14分配信

 第13回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)は22日、金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホールで開幕する。21日には音楽堂でリハーサルが行われ、金沢のひがし、にし、主計(かずえ)町(まち)の三茶屋街の芸妓(げいこ)ら出演者が、花街(かがい)の風情漂う大舞台へ意欲を高めた。

 幕開けの素囃子(すばやし)「俄獅(にわかじ)子(し)」に続き、大和(やまと)楽(がく)でつづる舞踊絵巻「女舞月雪花(おんなまいつきゆきはな)」の全8景が通して行われた。あでやかな衣装に身を包んだ芸妓は、金沢の文豪、泉鏡花の小説「桜心中」を題材にした新作など各景の立ち位置や、舞台転換の際の動きを確かめた。

 金沢おどりの大きな見せ場となる一調一舞(いっちょういちぶ)「松」(午後4時の部)を披露するにしの名妓、乃莉さん、八重治さんは、神経を研ぎ澄ませて最終調整に臨んだ。舞踊「傘のうち~梅(うめ)川(がわ)忠兵衛(ちゅうべえ)」(同1時の部)を上演する主計町のかず弥さん、たか子さんも息の合った掛け合いを見せた。

 振り付けた西川流総師(そうし)の西川右近さんから指示が飛んだ。大和楽家元の大和櫻(おう)笙(しょう)さんが立ち会った。

 構成・演出の駒井邦夫県立音楽堂邦楽監督は、観客を飽きさせない舞台転換を目指し、せりや回り舞台、暗転のタイミングを繰り返し調整した。今回新たに演出に取り入れた金沢市出身の映像クリエイター、モリ川ヒロトーさんの映像との調和も確認した。

 会場には紅白の提灯(ちょうちん)や芸妓の名が記されたうちわが飾られ、茶席の準備も整えられた。期間中は振る舞い酒も用意される。

 金沢おどりは25日までの4日間、各日午後1時と同4時に開演する。

北國新聞社

最終更新:9月22日(木)3時14分

北國新聞社