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テロのリスク高めるけど善良――労働者階級の白人有権者から見たイスラム移民とは

CNN.co.jp 9月22日(木)17時40分配信

ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏の支持者の核となっている労働者階級の白人有権者。CNNなどがこのほど行った世論調査の結果、こうした人々はイスラム教徒の移民に対して分裂した見方を抱いていることが分かった。大多数の回答者は、イスラム教国からの移民が米国におけるテロの脅威を増大させているとみる一方で、こうした国からの移民の大半は良い人たちだとも考えているという。

以下のデータは、CNNと調査機関のカイザー・ファミリー財団(KFF)が共同で実施した調査によるもの。調査はトランプ氏の台頭を促してきた労働者階級の白人有権者がどのような政治的動機を持つのか明らかにすることを狙いにしている。

テロ対策に関する調査ではおおむね、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官よりもトランプ氏の方を有権者は信頼しているとの結果が出た。テロとの戦いに関するトランプ氏の強硬な言動は同氏の台頭を促す一因となっているようだ。

労働者階級の白人のうち63%は、イスラム諸国からの移民は一般に良い人たちだとみている。だが一方で、イスラム諸国からの移民はテロ攻撃のリスクを増大させるとする回答者も同程度の割合に上った。

こうした層の中の一部では、移民に対する否定的な見方が多かった。大学を卒業していない白人の47%は、移民は社会にとっての負担になるとみている。ただ、移民を社会にとっての負担とみる労働者階級の白人のうちでも、その50%はイスラム教徒を良い人たちだとみており、良い人たちではないと答えた35%を上回った。

支持政党による違いもある。労働者階級の中でも民主党支持者は、共和党支持者よりもイスラム教徒に対して好意的な見方をする可能性が高い。

イスラム教徒の移民が米国におけるテロ攻撃のリスクを増大させているとした大卒未満の民主党支持者の白人は47%。一方、大卒未満の共和党支持者の白人の場合、こうした考えを持つ人の割合は83%に上った。
キリスト教的価値観が米国で「攻撃を受けている」との見方も強い。労働者階級の白人の6割以上は、米国ではキリスト教的価値観が攻撃にさらされていると答えた。

こうした見方は若年層よりも高齢層に幅広く浸透している。労働者階級の中でも65歳以上の層では、73%がキリスト教的価値観が攻撃にさらされていると回答。一方、30歳未満の層で同様の回答をしたのは41%にとどまった。

トランプ氏への投票を考えている白人労働者階級の人々のうち、キリスト教的価値観が攻撃されていると答えたのは81%。一方、クリントン氏の支持者でこうした見方を示したのは31%だった。

CNNとKFFの共同調査は8月9日から9月5日にかけて、成人1614人を対象に電話で実施された。このうち701人が自分は労働者階級の白人だと答えた。こうした成人は非ヒスパニックの白人でかつ4年制大学の学位を持っていないか、25歳未満の場合には学校に通っていない。統計上の誤差はサンプル全体でプラスマイナス3%。

最終更新:9月22日(木)17時40分

CNN.co.jp

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。