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米シャーロットで警察が黒人男性射殺 連日の抗議続く

BBC News 9月22日(木)11時24分配信

米南部ノースカロライナ州シャーロットで20日に警察が黒人男性を射殺し、21日夜まで続く激しい抗議行動が起きている問題で、警察本部長は現場の警官が男性に繰り返し銃を手放すよう命令していたと記者会見で説明した。警察によると21日夜までに、1人が撃たれて死亡したが、抗議行動との関係は不明。

20日から2夜連続して、市内では激しい抗議行動が繰り広げられており、機動隊は催涙ガスを使用。州間道85号が閉鎖され、警官16人が負傷した。ジェニファー・ロバーツ市長は、市民に平静になるよう呼びかけている。

事件の事実関係について、シャーロット・メクレンバーグ警察のカー・パットニー本部長は21日、警官が停車中の車から降りるよう指示したキース・ラモント・スコットさん(43)は、短銃を手にしていたと説明。警官たちが銃を手放すよう指示すると、スコットさんはいったん車内に戻った。銃を手にしたまままた外に出てきたところで、警官がスコットさんに発砲したという。

スコットさんは病院で死亡した。

発砲した勤務歴2年のブレントリー・ビンソン警官は、休職扱いとなった。ビンソン警官はアフリカ系。

パットニー本部長は記者会見で、「何が起きたのか、特にソーシャルメディアで言われているような展開は事実と少し違うので、話の流れを修正する必要がある」と述べた。遺族はスコットさんが撃たれた際に車内で本を読んでいたと主張しているが、現場で本は見つからなかったと説明した。

本部長はさらに、スコットさんが銃を持っていたのは明らかだが、警官たちに向けていたかは不明だと認めた。

警察報道官によると、シャーロット市警は別の容疑者を逮捕するため集合住宅に到着したところ、停車していたスコットさんに遭遇したという。

地元紙シャーロット・オブザーバーによると、スコットさんが撃たれた後、娘だと言う女性がフェイスブックにビデオを投稿し、父親は武器を持っていなかったし、障害があったと主張。息子のスクールバスを待つ間、本を読んでいたが、スタンガンで撃たれた後、銃で4回撃たれたと話している。

事件後に開かれた黒人指導者の記者会見で、アフリカ系米国人団体「ネイション・オブ・イスラム」の指導者、B.J.マーフィー氏は、シャーロット市を経済的にボイコットするよう呼びかけ、「失うものはなにもない」と主張した。

18日には中西部オクラホマ州タルサ市の警察が、16日に射殺した黒人男性は武器を持っていなかったと発表したところだった。

(英語記事 Charlotte police: Keith Scott was warned to drop gun)

(c) BBC News

最終更新:9月22日(木)11時24分

BBC News

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