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ECB、経済改革検討の作業部会発足-各国政府に改革断行圧力強める

Bloomberg 9月22日(木)0時34分配信

欧州中央銀行(ECB)関係者は何度となく、ユーロ圏経済の強化に政府が十分な措置を打ち出していないと不満をこぼしてきた。

そこでECBは、経済改革を検討するための作業部会を発足させた。情報が公表されていないとして匿名を希望した複数の関係者が明らかにした。関係者2人によると、この部会は春に設立され、まだ会合を開いていないが、各国政府の対応が遅いことに業を煮やした結果、設置が決まった。

ユーロ圏の景気回復は鈍く、ECB政策委員会は買い入れ対象債券がなくなりそうになるほど大規模な量的緩和を実施するなど対応に迫られた。ドラギ総裁は各国政府に構造改革で金融緩和を後押しするよう繰り返し求めてきたが、4月にはこの呼びかけをさらに強め、進展状況への不満をうかがわせた。作業部会の発足はちょうどこの頃に当たる。

英ロンドンを拠点とする欧州改革センター(CER)のチーフエコノミスト、クリスチャン・オーデンダール氏は「構造改革でECBに特別な専門知識はないが、経済成長や供給側の経済はECBの責務達成に重要であるため、議論に貢献できるのは間違いない」と述べ、「改革がもたらすマクロ経済的な影響に重点を置くべきだろう。ECBが最も貢献できるのはそこだ」と続けた。

関係者の1人によると、作業部会の名称は「経済改革に関するタスクフォース」。さまざまな改革案の影響を評価し、政策委員会での議論の準備をする金融政策委員会に報告するが、各国政府に政策を提言する意図はないと別の関係者は語った。ECBの報道官はコメントを控えた。

原題:ECB Said to Redouble Economic Reform Push With Task Force (1)(抜粋)

Alessandro Speciale, Jana Randow

最終更新:9月22日(木)0時34分

Bloomberg