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欧州株:ストックス600が上昇、銀行株に買い-日銀政策を好感

Bloomberg 9月22日(木)2時9分配信

21日の欧州株式相場は上昇。日本銀行が発表した金融政策を手掛かりに、年初来で最悪のパフォーマンスを演じている銀行株が買われた。

日銀が債券利回りをコントロールする政策を打ち出したため欧州でも同様の措置が講じられるとの期待が高まり、銀行株は約1カ月ぶりの大幅上昇となった。低利回りの環境が銀行の収益性を悪化させるとの懸念から、指標のストックス欧州600指数を構成する銀行銘柄の年初来下落率は一時36%に達し、同指数に対する銀行株のバリュエーションはこれまでで最も割安な水準付近にあった。

CMCマーケッツの市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏(ロンドン在勤)は「過度のマイナス金利が銀行の収益性に打撃を与えていることを中銀は認識しつつある」とし、「日銀の措置がECBや恐らくイングランド銀行にとってもひな型になり得るとの見方がある。過去1年から1年半にわたり欧州の銀行に打撃を与えていたのはECBのマイナス金利政策だ」と語った。ストックス600指数は前日比0.4%高の342.46で終了。一時は1.1%上昇した。この日の取引では周辺国の銀行株の上げが目立ち、イタリアのUBIバンカは5.4%値上がり、スペインのポプラ-ル・エスパニョール銀行は9.1%高の急伸となった。投資家らは米金利見通しの手掛かりを得るため、この後行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表とイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見に注目している。今月の利上げ確率はわずか20%程度と見込まれている。

原題:Bruised European Lenders Rise on Yield Optimism After BOJ Move(抜粋)

Aleksandra Gjorgievska

最終更新:9月22日(木)2時9分

Bloomberg