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NY外為(21日):ドル下落、FOMCは利上げ見送り

Bloomberg 9月22日(木)5時45分配信

21日のニューヨーク外国為替市場でドルが下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は6会合連続で金利据え置きを決定した。さらに金融引き締めの軌道は緩やかなものになるとあらためて強調し、市場では来年末までの利上げ見通しが後退した。

ドルは主要通貨の大半に対して下落。FOMCが発表した経済予測によれば、2017年の利上げ、さらに長期的な政策金利の見通しは後退した。FOMCメンバーの金利予測を示す「ドット」によると、今年は0.25ポイントの利上げが1度、来年は2度が見込まれている。

シリコン・バレー・バンク(カリフォルニア州サンタクララ)の上級為替トレーダー、ミン・トラン氏は「長期的な見通しに基づくと、ドルは想定されていた利上げによる支援を受けられない」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%低下。ドルは対ユーロで0.3%下げて1ユーロ=1.1189ドル、対円では1.4 %安の1ドル=100円32銭。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの新興市場戦略責任者ウィン・シン氏(ニューヨーク在勤)は「ドルは苦戦するだろう」と述べた。

ワールド・ファーストUKのチーフエコノミスト兼為替戦略責任者、ジェレミー・クック氏は「やや失望した」と述べ、「もう少しタカ派的でも良かっただろう。25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) では世界は変わらない。今から12月までの道のりは長い」と続けた。

FOMCメンバーのうち金利据え置きには3人が利上げを主張して反対票を投じた。カンザスシティー連銀のジョージ総裁は2会合連続で反対。クリーブランド連銀のメスター総裁は初めて反対に回った。ボストン連銀のローゼングレン総裁も引き締めを求めて反対した。

原題:Dollar Falls as On-Hold Fed Casts Doubt Over Pace of Rate Hikes(抜粋)

相場を更新し、最終3段落を加えます.

Rebecca Spalding, Yun Li

最終更新:9月22日(木)6時49分

Bloomberg