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米金利据え置きに異例の3人反対、ボストン連銀総裁もハト派から一転

Bloomberg 9月22日(木)11時24分配信

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は政策当局者の見解の一致を維持しようと懸命に取り組んでいるが、21日の連邦公開市場委員会(FOMC)ではコンセンサスに強い緊張の兆しが見えた。

今回のFOMCでは、今年の労働市場の力強い前進やインフレ率上昇への期待、世界的な金融市場の落ち着きを目にしつつも大多数のメンバーが政策金利据え置きを支持したが、ボストン連銀のローゼングレン総裁を筆頭に3人がこれに反対票を投じた。

ブラインダー元FRB副議長はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「ローゼングレン総裁がタカ派寄りの姿勢で据え置きに反対票を投じるというのは、私にとってはニュースだ」と述べ、「意見の溝は大きく」FOMCで3人が反対に回るのは「極めて異例だ」と指摘した。

イエレン議長は記者会見で、「お互いの意見を理解し合うことに大変苦慮した」と認めた。1992年以降、FOMCでの多数決による決定で反対票が3票に上ったのは今回を含めて4回しかない。ローゼングレン総裁と共に今回、据え置きに反対したのは、あまりにも長期にわたり低金利を維持することに以前から懐疑論を表明していたクリーブランド連銀のメスター総裁と、カンザスシティー連銀のジョージ総裁。利上げを主張するジョージ総裁は今年4回目の反対となった。

ローゼングレン総裁は危機後の景気回復期に、失業率低下のため金利押し下げを一貫して求めていただけに、同総裁の姿勢転換は最も目を引く。失業率が現在4.9%と、持続可能な最低と総じて見込まれる水準付近にあることから、失業率の低下が行き過ぎてインフレ加速を誘発するのを防ぐため、同総裁は利上げ姿勢にきっぱりと転換した。

コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は当局者の意見の不一致はFOMCのムードが変化していることを示すと指摘。「議長は皇帝ではない。イエレン議長は彼らを制止することを望んでもできないと思う」と述べた。

イエレン議長は記者会見で、FOMCでの意見相違はタイミングの問題に限られていると述べ、緩やかな引き締め政策にいずれ戻る必要がある点では大方の意見が一致したことを明らかにした。議長は「参加者の間に総じて意見の一致が見られたが、緩和策解除の正確なタイミングは活発に議論した点であり、そこにはさまざまな意見がある。据え置きへの反対票は、このプロセスを今開始することが重要との一部当局者の見解の表れだ」と語った。

原題:Fed’s Dove-Turned-Hawk Rosengren Leads Surprise Triple Dissent(抜粋)

Christopher Condon

最終更新:9月22日(木)11時24分

Bloomberg

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