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縁桂に永遠の愛誓う 乙部でフェス、12年ぶり樹前結婚式【乙部町】

函館新聞電子版 9月23日(金)9時58分配信

 【乙部】縁結びの神木として親しまれている縁桂(えんかつら)に触れる、「縁桂森林フェスティバル」(実行委主催)が22日、町内の縁桂森林公園で開かれた。12年ぶりの樹前結婚式もあり、町内外から訪れた大勢の来場客が、晴れの日を迎えたカップルを祝福した。

 縁桂は樹齢500年とされるカツラの巨木。隣り合う2本の木から伸びた枝が、空中で結び合いながら成長を続けた「連理(れんり)の木」として、縁結びの神が宿るという。

 心地良い秋空の下、来場客は沢沿いの1キロを片道30分ほど散策。縁桂の前で神事を執り行い、東京都の自営業、村田直人さん(43)、智美さん(38)夫婦の挙式を大勢が見守った。

 直人さんは、奥尻出身の詩人・麻生直子さん(本名・村田千佐子)の長男で、ほぼ毎年同フェスに参加する麻生さんは「本当に縁結びの神様で、私の願いがかないました」と感無量の様子。村田さん夫婦も「厳かながらもアットホームな雰囲気の縁桂で挙式ができて良かった。たくさんの人にお祝いしていただきありがたい」と喜んでいた。

 母親と一緒に参加した町内の小野奨太君(8)は「大人になってお嫁さんができたら縁桂で結婚式をしたい」と笑顔だった。

 フェスではジャガイモやカボチャの塩煮とサンマの塩焼きが無料で振る舞われるなどし、好評だった。また、姉妹樹の友好関係にある中国・張家界(ちょうかかい)市から開催祝いと日中友好を願う親書が今年も寄せられた。

函館新聞電子版

最終更新:9月23日(金)9時58分

函館新聞電子版