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やっぱり海外分散投資が必要な理由

ZUU online 9/23(金) 6:10配信

最近の株式市場や外国為替市場は、2015年からの原油価格の低迷に英国のEU離脱決定、欧州の銀行の経営不安、国際的なテロへの脅威が重なり、動きの激しい相場になっています。また、国内金融市場に目を転じると、マイナス金利政策による国債市場の異常な値動きが続き、さらに株価もさえない動きが続いています。

リーマンショック以降、各国政府や中央銀行による量的質的緩和が続き、金融市場は長期間にわたって従来の常識が通用しない状態となっています。

海外発の不安材料が発生すると「やはり海外投資は危険がいっぱいだ」と尻込みする方も多いかもしれません。しかし、円や国内投資だけに資金を集中することは、自分の金融資産の危険度を高めていることをご存じでしょうか。なぜ海外投資が必要なのか、その理由を挙げていきましょう。

■金融資産の基本「分散投資」という観点から、リスクを分散できる

自分の資産をいくつかの金融商品に振り分けて投資し、リスクを抑えながら着実な利益をねらっていくという考え方を「分散投資」といいます。この考え方を国内投資だけでなく外国投資にまで広げたものが「国際分散投資」です。

景気循環のサイクルは、国や地域によって異なります。日本の景気が良くてもEUの景気があまりよくないということもありますし、当然ながら逆のケースもありです。「一つの籠に卵を盛るな」の例えのように、国内分散投資だけでなく国際分散投資を加えることによって、リスク分散をより強力に図ることができます。

■日本と海外各国の金利差に注目

ご存じのとおり、日本はマイナス金利の状態が続いています。国内銀行の定期預金の金利は、期間や預金額によっては0.1%以下となるケースも多くなっています。一方、海外には日本と比べて金利の高い国も存在します。当然その国の金融商品を利用すれば、日本よりは高い利息が得られる場合があります。金利はすべての金融商品のバロメーターで、世の中には金利を無視した金融商品はありえないといっても過言ではないのです。

これほど重要な意味を持つ金利を正しく認識し、常に世界の金利に敏感になっておくことがとても重要です。

● 為替差益を得られる場合がある(もちろん差損もある)
上記と関連しますが、外国への投資もしくは外貨建て金融商品は、多くの場合「為替相場」の変動による影響を受けます。これを利用すると「為替差益」と呼ばれる利益を得られることがあります。

外貨預金を例にとって考えてみましょう。為替相場が1ドル=100円の時に、10万円分の日本円を1,000ドルに換えて預金したと仮定しましょう。その後、もし相場が1ドル=120円となったら、預金額は日本円に換算すると12万円と金利分になります。このうち2万円が「為替差益」です。しかし、購入時よりも円高に振れるケースも当然ありますので、そのケースでは為替差損が発生します。

■時間分散もはかろう

最後に、大切なことは資金の投入時期です。これに関しても、やはり分散することが安全です。時間を分散して買うということは、積み立てする感覚で毎月コツコツと同じ金額で同じ銘柄を買っていくことです。この方法を「ドルコスト平均法」といいます。

たとえば毎月3万円ならば、日本株投信に1万円、先進国株投信に1万円、新興国株投信に1万円というように3本の投資信託を買い続けるのです。また銘柄分散を考えると、株式に債券を加えるなどしていくと分散効果は高くなります。

これから先のマーケットの状況は誰にも予想できません。そんなマーケットに対しては、コンスタントに積み立てをすることが、最も安全に資産を増やしていく方法といえそうです。(提供:IFAオンライン)

最終更新:9/23(金) 6:10

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