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基準病床数などの意見整理案を概ね了承-地域医療構想WG

医療介護CBニュース 9月23日(金)21時28分配信

基準病床数などの意見整理案を概ね了承-地域医療構想WG

基準病床数の取り扱いなどを議論したWG(23日、東京都内)

 厚生労働省は23日、地域医療構想に関するワーキンググループ(WG)の会合で、基準病床数の算定に関する取り扱い方などの意見整理案を提示した。ICU(集中治療室)などの既存病床数の補正方法についても、運用状況に沿って取り扱いを明確化する必要性も示した。WGは意見整理案を概ね了承した。今後、上部組織の「医療計画の見直し等に関する検討会」で、WGの意見を議論する見通し。【新井哉】

■療養病床算定は「必要に応じて見直す」

 団塊世代が75歳以上となる2025年の理想的な医療提供体制を描く「地域医療構想」は、昨年4月から各都道府県で策定作業が進められ、今年度末までに全都道府県で策定作業が終わる見込み。

 WGでは、病床の地域偏在を是正するために医療計画で定められる基準病床数と、地域医療構想に盛り込まれる25年時点の病床の必要量(必要病床数)との関係性などを整理するため、7月から検討を進めていた。

 この日の会合で厚労省が示した意見の整理案では、一般病床の基準病床数を算定する際、「入院受療率ではなく、従来と同様に、退院率及び平均在院日数を用いる」と記載。療養病床の基準病床数の算定に関しては、「将来的に他の病床等での対応が見込まれる分については、療養病床の在り方等の検討状況を踏まえ、必要に応じて見直す」とした。

■既存病床数の補正方法は引き続き議論

 また今後、高齢化がさらに進む地域では、医療需要の増加が大きく見込まれ、それに応じた医療提供体制の整備が求められると指摘。特例措置などで対応し、病床を整備する際は、▽機能区分(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)ごとの医療需要▽高齢者人口のピークアウト後を含む医療需要の推移▽疾病別の医療供給の状況、各医療圏の患者流出入、交通機関の整備状況などの地域事情―といったことに配慮して検討する必要があるとした。

 厚労省は、既存病床数の補正方法の見直し案も提示。ICUなどの治療室は、救急外来から直接入室したり、病棟の予定手術の後に入室したりするなど、さまざまなケースがあることに触れ、「取り扱いの明確化」に関する議論を促したところ、委員から都道府県や地域ごとの現状を把握した上で検討することを求める意見が出た。このため、WGで補正方法の考え方についての結論は出さず、医療計画の見直し等に関する検討会で引き続き議論することになった。

最終更新:9月23日(金)21時28分

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