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【阪神ドラフト】OB・遠山奨志氏「藤浪が心配…競合覚悟で即戦力投手を獲れ」

東スポWeb 9/23(金) 6:00配信

【遠山奨志氏・ブラッシュ一本締め】阪神のドラフト戦略が注目される時期に入ったが、投手出身のOBとしては将来を見据えた戦力よりも即戦力投手の指名を競合覚悟でも獲りに行くべきと思う。

 今年のチームは「超変革」のもと野手は北條、高山らが芽を出したが、一方、投手陣は先発で岩貞が出てきただけ。開幕前は豊富なスタッフから「投手王国」と見られ、V候補に挙がっていたのにフタを開けてみれば藤浪、メッセンジャー、能見と3人揃って2桁敗戦。岩田に至っては0勝で二軍暮らし。他の中堅どころの投手もパッとしないまま。その原因が選手にだけでなく、今年の金本監督ら首脳陣のベンチワーク、指導法にあるのかは分からないが、いずれにせよ、来年はもっと悪くなると考えた方がいい。

 メッセと能見は年齢的に調子が落ちる時期に入るし、実働1年目の岩貞も来年勝てるほど甘くはない。そして、大きく期待を裏切った藤浪が何よりも心配だ。結局、シーズンを通じて下半身がしっかりしないままフォーム矯正に終始した。本来ならキャンプでしっかりと固める必要があったのに、あれだけフォームをイジっていると疲労もたまっているはず。ヒジに痛みなどがこなければいいが、もともとが腰痛持ちだし、ケガが気になる。よほどのケアをしないと来年の復活も厳しいかもしれない。そんな藤浪の立て直しも考えると、とてもじゃないが、今の投手スタッフでは難しい。優勝するにはチームに二枚看板がいないと勝てない。その一枚も不安定なままとなれば、なおさら即戦力投手になる存在が必要だ。

 悲願のクライマックスシリーズ進出を決めたDeNAは投手陣がしっかりしだしてから打線も奮起して結果を残した。やはり、チームの命運を握るのは攻撃力よりも守りだ。今ドラフトでは創価大・田中、桜美林大・佐々木らが即戦力といわれているが、過去の歴史を見れば前評判だけに終わった選手は多い。しっかりと能力を見極めて判断すべきだろう。(本紙評論家)

最終更新:9/23(金) 7:04

東スポWeb