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「のび体操」で健康長寿 滋賀・守山市、大和大講師と効果検証

京都新聞 9月23日(金)9時50分配信

 股関節や肩関節の柔軟性を高める体操として注目を集めている「のび体操」で市民の健康寿命を延ばそうと、滋賀県守山市が、開発者の大和大佐伯研究室と共同で、体操の効果検証などの研究に取り組んでいる。地域でできる介護予防として市民に広げ、「のび体操~守山モデル」として、全国への普及を目指す。
 のび体操は、2014年に同大学講師で理学療法士の佐伯武士さんが、解剖学・運動学の観点から生活動作の改善できる全身運動トレーニングとして考案した。座ったままや寝たままでも簡単に取り組めるとあって、全国的に人気を集めている。これまでは主に、医療機関や高齢者のデイサービスなどで、看護師や理学療法士らを対象に講座を開いてきた。
 同市では、高知市発祥のいきいき百歳体操に取り組んできたが、新しく、体の柔軟性の向上などに効果が見込める「のび体操」に着目。産学官で新たな健康支援サービスを生み出す「しがウェルネスファーム」の取り組みの一環として、同研究室と共に、体操の効果や、地域での普及の方法などを研究することにした。
 本年度は、高齢化が進んでいる吉身中町自治会など2自治会の住民が、体操に取り組んでいる。佐伯さんの指導で、伸縮性の高い布製の「のびバンド」を使い、肩や背中を伸ばしたり、寝転んで手足を伸ばしたり、楽しみながらトレーニングしている。8月から9月の2カ月間、週2回取り組み、効果を今後検証し、学会発表を目指す。
 佐伯さんは「ほかの自治体からも、やってみたい、という声が寄せられている。地域にリーダーが生まれ、互助的に広がっていく仕組みができれば」と話している。

最終更新:9月23日(金)9時50分

京都新聞