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移住や子育て応援 関西に地域限定ローン続々

神戸新聞NEXT 9月23日(金)14時1分配信

 人口減を食い止めろ-。兵庫など関西の地方銀行や信用金庫が、特定エリアでの定住を促進するリフォームローンや、子育て世代を応援する定期預金などを相次いで投入している。地方創生への貢献を通じて、営業地盤での存在感アップを狙う。

 みなと銀行(神戸市中央区)は、指定金融機関を担う県内9市町への移住者を対象に、金利を優遇する住宅ローンを10月から始める。

 中古住宅やマンションのリフォームローン(上限500万円)と、家財道具の購入など用途を問わないフリーローン(上限300万円)の2商品。好みの住環境を整える資金として役立ててもらう。

 相生▽赤穂▽小野▽加西▽加東▽南あわじ-の6市と、稲美▽播磨▽上郡-の3町への転入者が対象。自行が扱う同種のローン商品に比べて金利を引き下げる。服部博明頭取は「造成から年月を重ねて空き家ができた住宅地があり、若い人を呼び込むきっかけになれば」と話す。

 池田泉州銀行(大阪市)は「親元近居住宅ローン・リフォームローン」を投入。父母や祖父母と同居か近くに住む際に、住宅を新築・購入・改築する人に、ローン金利を割り引く。県内では2013年から川西市で取り扱い、宝塚、伊丹両市でもことし7月に始めた。対象地域は、大阪府岸和田市や10月から始める同府貝塚市など府内4市町と合わせ、計7市町となる。

 同行はさらに、子育て世代向けの積立定期預金を川西市、兵庫県猪名川町、大阪府池田市の3カ所で展開している。新生児が誕生すると、各自治体の祝い金に同行が祝い金を上乗せする。専用の振込口座も用意し、教育費などの増加に備えてもらう。

 紀陽銀行(和歌山市)は定住促進に取り組む自治体と連携し、金利を割り引く住宅ローンを開発した。昨年9月から和歌山県や大阪府泉佐野市、奈良県五條市などで相次ぎ投入している。

 日新信用金庫(明石市)は13年から「地域おうえん定期預金」(1年物)の取り扱いを始めた。預金総額の0・01%相当額を、同信金が「明石市こども基金」に寄付し、同市の子育て支援策に活用してもらう。

 ことし9月から神戸市内でも取り扱いを始めた。預金総額の0・02%相当額を、同市総合児童センター(神戸市中央区)などに寄付する予定だ。(内田尚典)

最終更新:9月23日(金)14時18分

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