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2ケタ勝利お預け G菅野「防御率1点台」でも勝てない理由

日刊ゲンダイDIGITAL 9月23日(金)12時0分配信

「悪いとは思わないけど、せめて同点で止めてほしかった。2点で逃げ切るのは虫のいい話かもしれないけど……」

 22日の中日戦をギャレットの劇的なサヨナラ2ランで勝利した巨人の高橋監督。「こういう勝ち方もうれしい」と頬を緩めながら、先発の菅野智之(26)については、冒頭のようにチクリとやった。

 初回に味方に2点をもらい、二回2死から4者連続三振を奪うなど完璧な立ち上がり。四回までは中日打線を1安打に抑えたが、五回に暗転した。3連打で同点に追いつかれると、六回には荒木の適時打で勝ち越された。

 8回111球を投げ7安打3失点。9勝6敗は変わらず4年連続2ケタ勝利はお預けとなった。防御率(1.97)と奪三振(184)のタイトルはほぼ手中に収めた。防御率は規定投球回数に到達した投手では両リーグ唯一の1点台でも、最近5試合はいずれも失点。この日は3、その前は1、2、2、5と絶対的エースの域には達していない。高橋監督が言いたいのは、まさにそこなのだ。

 今季、菅野に土をつけているセ・リーグの某選手はこう漏らしている。

「序盤から150キロ超えを連発して飛ばしてくることがある。最初は手がつけられないなと思うけど、2回り目や3回り目の中盤になると、球威がガクッと落ちる。表示では2、3キロの違い。それでも、151キロから148キロになれば、目が慣れるというか、打席ではかなり遅く感じるものなんです。お、さっきより遅くなっている。ラッキー! みたいな。だから、菅野の時はしぶとく粘っていけば、中盤以降にチャンスがくるイメージはありますね」

 今季の失点をイニング別で見ると、三回と六回が10と最多。七回が7、五回が6で続く。この日も五、六回に5安打を集中されて失点した。

 ペース配分かスタミナの問題か――。菅野は「チームの勝ちが全て」と安堵したものの、初回の2点で逃げ切れるような「虫のいい投球」を、指揮官は求めている。

最終更新:9月23日(金)12時0分

日刊ゲンダイDIGITAL

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