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避難の課題議論 日本自然災害学会 静岡

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月23日(金)8時5分配信

 静岡市葵区の県地震防災センターで開かれている日本自然災害学会は最終日の22日、「『自然災害の避難学』構築を目指して」と題し、研究者らによるパネル討論を行った。大学教授ら6人が地震や津波、火災などさまざまな災害を想定した避難の在り方について意見を交わした。

 静岡大防災総合センターの牛山素行教授がコーディネーターを務め、パネリストがそれぞれ災害時避難の適切な方法や問題点を指摘した。京都大防災研究所の矢守克也教授は「避難のマニュアルはたくさんあるが応用が利かない。さまざまな災害に応用できる避難法の基礎を伝えることが必要」と訴えた。山梨大の秦康範准教授は安全管理者である行政の避難指示に市民が依存する傾向を懸念し、「住民にリスク判断の主体性を持たせないと、行政が情報を出しても住民は活用できない」と警鐘を鳴らした。

 矢守教授は「避難の心理学」をテーマに基調講演し、スマートフォン向けアプリを活用した防災訓練などを紹介した。

静岡新聞社

最終更新:9月23日(金)8時5分

@S[アットエス] by 静岡新聞