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<1面コラム>高齢化をプラスに

伊豆新聞 9月23日(金)15時0分配信

 ここ4、5年、友人や知人との会話で、健康、運動、食生活などの言葉が多く聞かれるようになった。半世紀以上生きてくると、定年後の生活が現実味を帯びてくる。健康で楽しく老後を過ごしたい。誰もが思い描くことだ

 ▼65歳ぐらいを指して老後という言葉を使ったが、県が提案する「ふじのくに型人生区分」では全く異なる。65歳は経験を積み、社会で活躍する世代「壮年盛期」(56~65歳)とされる。老年とされるのは「初老」の77歳からだ

 ▼壮年は三つに区分され、ほかは「初期」(46~55歳)と「熟期」(66~76歳)。「老年」はこのほかに「中老」(81~87歳)、「長老」(88~99歳)、「百寿者」(100歳以上)がある

 ▼高齢化が進む中、本県の「健康寿命」は日本一の水準であり、男性71・68年、女性75・32年。県内は元気な年配者が多く、60代はリタイアする時期ではない。まだ元気に働くことができ、社会貢献も十分にできる年代ということなのだろう

 ▼高齢化という言葉は負のイメージを抱きがちだが、高齢化率の高い伊豆では、さまざまな経験を積み重ねてきた健康な人たちが増えたと前向きに解釈したい。年配者が活躍できるまちづくり、真剣に考える時期に来ている。

最終更新:9月23日(金)15時0分

伊豆新聞