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【オーストラリア】NZ準備銀、政策金利据え置き 来年2月までの利下げに含み

NNA 9/23(金) 8:30配信

 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は22日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)を過去最低の2%に据え置くと発表した。ただ、RBNZのウィーラー総裁は、インフレ期待が弱い中で中期インフレ目標1~3%を達成するために、今年11月と来年2月の追加利下げに含みを持たせている。22日付地元各紙が報じた。
 ウィーラー総裁は発表した声明の中で「長期インフレ率は2%の見込みだが、名目インフレ率への期待は弱含み」と指摘し、今後の利下げが必要なことを示しているとした。
 NZドルの対米ドル為替レートは高値基調で、NZの輸入コストを引き下げており消費者に恩恵をもたらしているが、RBNZはインフレ率の下落圧力となっていると懸念。また、NZドル高は乳製品や木材などの主要輸出品の価格上昇をもたらしている。一方、インフレ目標を優先して利下げに踏み切った場合、住宅ローンの利率も下がって市場が刺激されることから、住宅価格がさらに上昇するとみられている。RBNZは住宅が過剰に値上がりしていると懸念している。RBNZは8月にOCRを0.25ポイント下げて、現在の2%としている。
 同総裁はこのほか、NZ経済の成長は期待通りで、海外からの移民や観光客の拡大や住宅建設の増加をもたらしているとしている。
 ASB銀行のエコノミストは「RBNZが11月にOCRを0.25ポイント利下げして、史上最低更新となる1.75%にすると予想している。来年年明けも利下げの可能性がある」と指摘。NZ経済が好調で停滞していた酪農部門が好転する兆しが見えてきたが、NZドル高などが懸念材料としている。

最終更新:9/23(金) 8:30

NNA