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障害と生きる笑顔満載 家族ら会報誌「社会を変えたい」

朝日新聞デジタル 9月23日(金)7時11分配信

 知的障害者とその家族約20万人で組織する「全国手をつなぐ育成会連合会」は21日、会報誌「手をつなぐ」9月号を発行した。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件を受け、「差別や偏見をはねのける社会にしたい」と、実名でのメッセージを募った。笑顔の写真200枚以上が掲載されている。

【写真】会報誌の企画を担った全国手をつなぐ育成会連合会の田中正博さん=17日午後1時54分、東京都港区浜松町2丁目、桜井健至撮影

 「ダウン症の妹が同じ状況に置かれていたらと思うと、心がしめつけられます」。愛媛県の高橋加奈さんはそうメッセージを寄せた。「障害者はいない方がいい」といった植松聖(さとし)容疑者(26)=殺人容疑で送検=の供述に対し、インターネット上では同調する意見もあり、東京都の宮沢百合子さんは「本当に悲しくなります」と書いた。

 神奈川県警は「障害者施設で起きた事件で、プライバシー保護の必要性が高い。遺族も匿名を強く希望している」として被害者の名前を公表していない。会は匿名を望む家族の気持ちを理解しつつ「誰もがかけがえのない尊い命。お互いの人格と個性を尊重し、支え合う社会を目指すことが大切だ」として、会員に実名でのメッセージと笑顔の写真を募った。東北や四国、中国地方など全国から数百の応募があり、14のメッセージと200枚以上の写真を載せた。

朝日新聞社

最終更新:9月23日(金)7時11分

朝日新聞デジタル