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単独首位は漁師の息子で17歳 覚えた日本語は「スミマセン」

ゴルフ情報ALBA.Net 9月23日(金)19時13分配信

<アジアパシフィック・ダイヤモンドカップゴルフ 2日目◇23日◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(7,320ヤード・パー70)>

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 アジアパシフィックの冠が示す通り、今大会はアジアンツアーとの共同主幹大会でもありフィールドの約半数がアジアンツアーメンバーだ。ホームで迎え撃つ日本勢を予選ラウンドで上回りトータル7アンダーにつけたのは、タイのパチャラ・コンワットマイというちょっと見慣れない名前。若干17歳ながら、14歳のアマチュア時にはオールタイランドツアーの「シンハ・ホアヒンオープン」で史上最年少優勝を果たしたタイのスター候補生だ。

 日本ツアーは2015年のワンアジアと日本ツアーの共同主管大会である「タイランドオープン」が初出場で、今季は「レオパレス21ミャンマーオープン」と千葉県で行われた「パナソニックオープン」と戦いこれが4試合目。「まだ若いのでいろいろな経験をしたい」と将来の日本ツアー参戦も視野に入れており、群馬県の富岡倶楽部で行われたセカンドQTをすでに3位で通過してサードQT行きを確定させた。父は漁師でその息子らしく好きな日本食もウナギとスシ。「日本は気候がいい。タイはいつも35度を超えるので暑すぎる(笑)」。ちなみに今唯一覚えた日本語はなぜか「スミマセン」だ。

 この夏、コンワットマイは予選会を通過してロイヤルトゥルーンで行われた、海外メジャー「全英オープン」にも出場した。目標の選手に挙げるルーク・ドナルド(イングランド)は「見つけられませんでした」とガッカリした表情を見せたが、世界ランク1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)やザック・ジョンソン(米国)ら世界のトップ選手と会話をかわした。

 さらに、練習場ではレジェンドのゲーリー・プレーヤー(南ア)から直々に声をかけられ、「背が高いからドライバーは地面をしっかりと踏ん張って打つんだ。パッティングはエイミングポイントをしっかりすること」と身振り手振りを交えて熱くレッスンも受けたという。「風と天候の変化とリンクスコースの難しさを体感した」という本戦は予選落ちに終わったものの、タイでは経験できないリンクスでの1週間は何よりも得難いモノとなった。

 若くして多くの実績を築きつつあるが、「日本ツアーもアジアンツアーも欧州ツアーも行って、将来はPGAツアーに参戦したい」と目をキラキラさせて将来を語る姿はやっぱり17歳。ゴルファーとしての未来も可能性が開けていくのは、まだまだこれから。その新たなステップを日本の大一番で踏み出すことができるか。


(撮影:赤澤亮丈)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:9月23日(金)19時13分

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