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「股のぞき」で視覚に変化=日本人教授2人にイグ・ノーベル賞―米

時事通信 9月23日(金)8時7分配信

 【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)時事】独創的でユーモラスな研究を表彰する「イグ・ノーベル賞」の2016年の授賞式が22日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、両脚の間から顔を出して逆さまに物を見る「股のぞき」によって、視覚に変化が生じることを実証した立命館大文学部(京都市)の東山篤規教授(65)と、大阪大人間科学部(大阪府吹田市)の足立浩平教授(57)が「知覚賞」を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は10年連続。

 日本三景の一つ、天橋立(京都府宮津市)では、股のぞきで景観が変わるのを楽しむ風習が残っており、昔から姿勢によって視覚が変化することは体感的に知られてきた。

 東山教授らは実験で、大きさが異なる5種類の三角形の板を用意。被験者から2.5~45メートル離れた地点に置き、姿勢の違いによって板の大きさと距離がどのぐらいに見えるかを尋ねた。

 その結果、直立して見た被験者が板の大きさをおおむね正確に言い当てたのに対し、股のぞきをした被験者は実際よりも小さいサイズを答えた。距離についても、股のぞきでは遠くの物が近くに見えるなどの結果が確認されたという。

 授賞式に参加した東山教授は「日本の学会で発表した時は、ほとんど反響がなかった。人の関心を引かない研究だと思っていたが、褒めてくれる人がいて良かった」と話した。 

最終更新:9月23日(金)10時37分

時事通信